2014年01月17日

EOS EF-Micro 4/3 Speed Boosterの廉価版、RJブランドのレデューサを買ってみた

元祖MetabonesよりEFマウントレンズ対応のSpeed Boosterがなかなか出ない一方、別ブランドより同等製品が出たので買ってみた。

まず、おさらい
Metabones製Speed Boosterでは、
・画角が焦点距離で数えて0.71倍相当になる。
・F値が1段明るくなる。
(・EFマウント-NEX版は、AE, AFが効く。)
というご利益があるマウントアダプタだ。

簡単に言うとマイクロフォーサーズで使う場合、
APS-Cサイズのデジカメになったのと同等の効果がある。

今回買ったのは、別会社が出すそのSpeed Boosterの廉価版

本家Metabones製との違いは、
・倍率が0.72倍
・絞りは解放のみ
EOSは一部のレンズをのぞいて基本的に電磁駆動絞りなので、電気で制御しない限り絞りを変えられない。
・オートフォーカス非対応
EF-NEX用のMetabones製Speed Boosterでは、一応オートフォーカスができるが、こちらはできない。
また電子的な接続のないアダプタの場合、電子式マニュアルフォーカスであるEF85mmF1.2LIIやEF50mmF1.0Lなど一部のレンズでは、マニュアルでさえピントをあわせられない=使えない

また、Mitakon Lens Turboなどの同様の廉価版のレデューサでは、Blue Spotが出ることが指摘されていたが、今回の製品は、光学設計を改め、
No Blue Spotが謳われていた
(が、今、当該ページを見ると書かれていない...多分バージョンを重ねたFマウント用の同製品の説明と勘違い)

見た目の印象
・モノコートにありがちなややアンバーな色(このあたりが本家Metabones製と比較して品質が違うところか)
・メーカー名など特に記述がない(RJらしいが不明)
IMG_5681.JPG

使ってみて(同じレンズをEOSのAPS-C機につけた場合と比較して)
APS-C相当と書いたが、EOSの場合1.6倍クロップ、このアダプタは1.4倍クロップ相当なので、EOSのAPS-C画角よりはかなり広い。
また比較するとマイクロフォーサーズのアスペクト比が4:3であり、慣れた3:2と比較すると印象はかなり異なる。
現在下記のSamyang 85mm F1.4 EF 50mm F1.2Lで使っているが、どうも解像度が上がらず、期待した画質が得られていない。これがこのアダプタによるものか、他の要因なのか、追って検証していきたい。

【2014.2.20 追記】解像感に関する不満について

下記のように書きながらも、何度か素のアダプタとレデューサの撮影を繰り返し、
素のほうがやや耐えられるかな、という気がしていたところ、以下の記事がMetabonesオリジナルのSpeed Booster設計者Brian Caldwell, PhDからマイクロフォーサーズのレデューサに関する解像度とゴーストに関する比較検証記事が投稿された。非常に参考になった(明らかにMetabones製が優れる、RJ製は解像度はいまひとつ)。
Micro Four Thirds Focal Reducer Shootout
解像力比較.jpg
詳細は各社Speed Booster解像度・ホットスポット比較 (Vizelex製Light Cannon / Zhongyi(Mitakon中一光学製Lens Turbo / R.J. Focal Reducer / Metabones製Speed Booster)にて


▼50mm f/1.4 Nikon G lens (wide open) attached to: 1) the Light Cannon by Vizelex; 2) the Lens Turbo by Zhongyi; 3) the R.J. Focal Reducer; and 4) the Speed Booster by Metabones
http://www.dpreview.com/forums/thread/3627547より
3bdcf1923b6b4f708e8d83dba55b7724.jpg

【2014.2.16】解像感に関する不満について

レデューサレンズのないアダプタを使って撮影しても、他のレンズを使って撮影しても、同様の不満が解消されず、自分の感じた解像感の不足は、このアダプタとあまり関係ないと現時点では考えている。
GX7では、いずれのケースも自分が撮影する環境ではISO200くらいより油絵のように絵がつぶれてしまうのだ。
もちろんどんなデジカメでも感度が上がれば少なからずそういった画像処理はあるだろうし、4/3の場合、フルサイズに比べて2段分感度が劣ることは理解しているものの、普段使うEOS 6DのISO3200などと比べても、自分の利用状況ではGX7の絵はISO400ほどで破綻しているように思えた。DxOのベンチマークを見てももう少し高感度が使えそうな印象があったので、ちょっと残念に思う。
今後もう少し、画質関連のパラメーター調整、RAW現像などトライするつもり。

なお、自分は等倍鑑賞ということをほんとんどしません、なぜ解像しないかというのが気になって今回見た程度です。


▼EF50mm F1.2Lをつけてみた。36mm F0.85(フルサイズ画角70mm ボケ量F1.7相当)となる。
IMG_5688.JPG

▼Samyang 85mm F1.4をつけてみた。61mm F1.0(フルサイズ画角122mm ボケ量F2.0相当)となる。
IMG_5659.JPG
続きを読む
posted by 曽我五郎 at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | マウントアダプター

2014年01月06日

絞り機能付きEFレンズ用マウントアダプターは、解放であっても光量ロスを発生する

CanonのEFレンズは基本的に電磁駆動絞りのためレンズに絞り環を持たず、通常のマウントアダプタでは絞りを機械的にコントロールできない。
このため、一部のアダプタには、アダプタ自身が絞り機能を持つものがあるが、絞るとケラレが発生するといわれている。

参考:「絞り羽根付きEOSアダプターの奇跡 - デジカメWatch:

確かに絞り機能のあるものは、アダプタ側の絞りが解放であっても相当の光を遮蔽するような構造になっているように見受けられ、レンズ側の絞りを開放付近で利用することがほとんどの筆者の場合、絞ったときのケラレより、解放時での光量ロスが気になったため実験してみた。
▼解放であっても絞り機能自身がかなり大きく、光路を遮蔽しているように見える。(写真はデジカメWatchより)
04[1].jpg
IMG_5604.jpg

実験:絞り機能付きEFレンズ用アダプターの絞り機能は、解放であっても光量ロスを発生するか
三脚で距離固定、無限遠にピント、EF50mm F1.0 ISO800, NEX-5N WB:太陽光にて、PでのモードでAE機能によるシャッタースピードの変化を測定

1.絞り機能なしEF-NEXマウントアダプタ
>>1/250
2.絞り機能付きEF-NEXマウントアダプタをアダプタ側の絞り開放で
>>1/160
3.絞り連動EF-NEXアダプタ(アダプタ内部にフレアカッターがある。Metabones製)
>>1/200


この結果、絞り機能のあるアダプタは絞り機能のないアダプタに比べて、条件により2/3段程度光量ロスが発生することがある、といえそう。
ただし絞りのないアダプタのほうが内部の反射など余計な光を拾っている可能性もある。

▼手前から1.絞り機能なしEF-NEXマウントアダプタ、2.絞り機能付きEF-NEXマウントアダプタ、3.絞り連動EF-NEXアダプタ(フレアカッター付)
IMG_5605.jpg

うだうだ書きましたが、最近買ったMicro4/3用には、絞り機能のない方のアダプタを買いましたよ、とそれだけの話です。
posted by 曽我五郎 at 01:01| Comment(3) | TrackBack(0) | マウントアダプター