2015年06月27日

トランスルーセントなEFレンズ-Eマウントアダプタ

α7RII予約しました。

価格は高いかもしれませんね。最近思うんですが、一部の分野を除き、一般に企業が写真撮影というものに多くの費用を払わなくなってきた昨今、この手の高額カメラって費用対効果求められるプロ(個人)より、買うのはハイアマチュアが多いんでしょうね。

もちろん機材がすべてではないですが、機材に依存しやすい状況では、機材に潤沢にお金をかけられるアマチュアのほうがよい作品をあげてくるということも多くなるかもしれません。(まあそういった分野は多くの場合プロでも個人より制作会社のテリトリーなのでしょうけど)

さてこのα7RII、キヤノンユーザの自分にとっては、キヤノンのEFレンズ群が電子接点を持つMetabonesのマウントアダプターで普通にオートフォーカスで使用できるらしい、という点が予約に至った大きなポイントですが、Sonyalpha Rumorsを見ておりましたら、トランスルーセントなEFレンズ-Eマウントアダプタというのが、サードパーティ(Contax GレンズAFアダプタが有名なDEO Tech / Techart(すでに製品告知バナーあり))で準備されているそうですね。

このアダプタを使うと
α7RII以外のNEX/ミラーレスαでもCanonのレンズを実用的なスピードのオートフォーカスで使える
ということになりそうです。

上がっていた動画は削除されておりますので実際にどの程度のものかわかりませんし、わざわざこの手の製品を利用するユーザの要求レベルはそれなりに高いと思いますのでまあどこまでというのはあるかもしれませんが、もしまともに使えるものが出たらキヤノンユーザのNEX/αの併用/移行がさらに少し進みそうです。
http://www.sonyalpharumors.com/coming-soon-worlds-first-translucent-e-mount-adapter-for-canon-lenses/
Adapter-700x306[1].png
写真はSonyalpha Rumorsより

あ、Speed Boosterみたいなフォーカルレデューサ内蔵モデルもあるとAPS-C α/NEXユーザはうれしいですね。

EFレンズの使用に関連する記事:Sony α7RII:裏面照射フルサイズでサイレントシャッターでボディ内5軸手ぶれ補正、要するに全部入りのα7RII、たぶん買います。
posted by 曽我五郎 at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | マウントアダプター

2015年06月18日

EF50mm F1.0Lを関東カメラサービスに修理に出して

少し前のこと、EF50mm F1.0L USMの色収差が靄のようにいっそう目立つようになっておりました。
そんな顛末のタダの日記です。

EF50mm F1.0L USMを売りに出す
実はこのレンズどうも写りがさえず、あまり使わなくなってきてたんですね。であるならばと、少し悩んだ末、売ってしまうかなと思いまして、いくつかのお店に持っていきました。

見積もり結果
フジヤカメラ:25万
マップカメラ:10万
と...。ずずずずずずずいぶん差があるぅ!!
どちらも曇ってるという指摘がありましたが、フジヤカメラでは修理に出せば1.5万で曇りは取れるというのがその場の見立て、マップカメラはその曇りは取れない、というのが見積もりの根拠。

EF50mm F1.0L USMをキヤノンに修理に出す
そこで、修理に出してみてからもう一度見積もりをもらおうと、
まずキヤノンに持っていきました。
生産終了からずいぶん経つ古いレンズなので補修部品はとっくにないのはわかっておりましたが、曇りを取るくらいなら部品交換もいらず、できるかもしれない、と。

預かりの後、しばらくしてもらった回答は、G5レンズ(おそらく5群目のレンズ)が曇っており、このレンズは分解できないので修理できない。
というものでした。

EF50mm F1.0L USMを関東カメラサービスに修理に出す
キヤノンがダメでも、町の修理屋さんで何とかなるかもしれない、と一応思いまして、G5レンズが曇っている、という理解のもと、多くの業者にネットで見積もりを依頼しました。結果、一社を除いてどこも修理がキヤノンと同じ理由で難しいとの回答。

そんな中、川崎にあります関東カメラサービスは窓口があり、比較的近くであったので直接持って行って見てもらいました。
頑固おやじ(は居ないのは知っていましたが)の工房的なイメージを勝手に想像していきますと、町工場的な雰囲気ではありますが、意外にも中古カメラや修理部品のショールームといった趣でした。

で、窓口にて、あーだこーだ言いながら、見積もりをお願いしますと、奥のほうでエンジニアの方がいろいろ見てくれ、「治るかもしれない...」と回答をもらいました。
正直あまり期待していなかったので、一筋の光に救われたような、藁にも縋るそんな心持ちです。

EF50mm F1.0L USMが関東カメラサービスから帰る!
その後1か月位しましたでしょうか、修理が完了した旨の連絡をいただきました。本当に治ったのか??少し不安になりながらも取りに伺うと、確かにすっかりキレイになったレンズ、というより前に長い間に汚くなっておりました専用のケースなども含め見た目がすっかりキレイになっておりまして、そちらのほうにまず感銘を受けました。レンズのほうは曇っていたのがG5ではなかったのか、もしくはG5をうまく分解修理したのか、よくは知りません。

とにかくですね、すごくきれいになったんですよ。

試し撮りをしましたが、確かにすっかり素の状態まで良くなっている!!
まあ、EF50mmF1.0L、お値段とデカさの割に「素」があまりいいといい難いレンズなのですが...

そしてお値段、
なんと1.5万! フジヤメラ大正解!!
(キャンペーンか何かでここから値引きがあったかもしれません)

私の中では、この関東カメラサービスとフジヤカメラの株が思いっきりハネ上がった出来事でした。
ホント関東カメラサービスさんありがとうございました。

あ、すっかり気分がよくなったんで、レンズは売るのやめました...
IMG_2092.jpg
あ、記事中にあんまりリンク張るとgoogleからSPAM認定されることがあるんですが、ステマではありません、念のため。
posted by 曽我五郎 at 23:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2015年06月12日

Sony α7RII:裏面照射フルサイズでサイレントシャッターでボディ内5軸手ぶれ補正、要するに全部入りのα7RII、たぶん買います。

α7R IIたぶん買います。
α7R II.jpg
個人的には
静音シャッターが使える(42MPで!)
EFレンズで像面位相差AFができる
・びっくり裏面照射型フルサイズセンサー
センサーでの5軸手ぶれ補正
というところがポイントです。

テレセントリック要求の低い裏面照射とレンズ選ばず手ぶれ補正が効くセンサー面でのぶれ補正(そしてフルサイズ)は、オールドレンズ派には最強ですね。

EFレンズについてはdpreviewの記事からの情報ですが、ホントに使い物になるなら結構すごいですよね。EOSユーザが着々とレンズをα7ボディと併用もしくはα7に移行していくのではないかと思うのです。(私は長い間EOSメインでしたが、すでにα7Sの稼働が最も多いです)

2015年6月17日追記 MetabonesのスマートアダプタによるCanon EFレンズのAFスピード検証動画がありました。普通にAFが使えるように見えます。


dpreviewの記事によると(下線は筆者)
AF with A-mount and third-party lenses
Sony says the on-sensor phase-detection AF can be used with A-mount lenses using the simpler LA-E3 adapter, rather than the LA-E4 that had an SLT mechanism built in. At the press launch in New York we even got a glimpse of the a7R II autofocusing Canon EF lenses using a Metabones electronic adapter. Focus appeared to be on par with OVF focus on a native Canon body, and the AF experience itself didn't appear to be limited simply because you're using a third party lens (full coverage and tracking are available).

On-sensor phase detection elements cover 45% of the sensor, which may sound small but actually translates to around 67% coverage in each direction. While this is some way behind level of coverage offered on Samsung's NX1 (or even Sony's APS-C cameras), it's still a considerably larger area than that covered by any full frame DSLR's focus sensor.

It also gains an electronic first curtain shutter option to eliminate shutter vibration, which was a problem with the original a7R at longer focal lengths. It also offers a fully electronic silent shutter.

要するに
・Aマウントレンズに対して、LA-EA3のようなTLMのないアダプターであっても像面位相差AFが機能する。
MetabonesのアダプタでEFレンズを使ってみたけど、光学ファインダーで純正のEOSを使うのと変わらないようにAFが使えたし、純正でないからと言ってAFに何か制限があるようには見えなかった。
・像面位相差素子はセンサーの45%の範囲をカバーする。これは小さいように思えるが、実際にはフレームの67%の範囲に変換されてAFを使うことができる。(訳注:たぶん下図青い枠のところのコトかと思う)
・サイレントシャッターも使えるからシャッター振動からもオサラバできる。
ということのようですよ。

▼LA-EA3アダプタ経由でAマウントレンズにて位相差検知型AFが使えます!の図
LA-EA3アダプタ経由でAマウントレンズにて位相差検知型AFが使えます!の図

▼センサーの45%の範囲に399個配置されたAFポイントの図
センサーの45%の範囲に399個配置されたAFポイントの図

あ、大事なことを忘れてました。お値段B&Hで$3,198だそうです。日本円だと40万くらい、きゃ
posted by 曽我五郎 at 03:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年06月10日

DMC-GM1:理想のスナップカメラ

GM1を買いました。

正確にいうと2台目で、昨年買った1台目は訳あって知人が使っています(不満があった訳ではありません)。
ただその小ささ、携帯性、シンプルさというのが忘れがたく、少し価格もこなれてきたので(36,000円)、再度購入しました。

個人的にはこのGM1、ようやく登場したマイクロフォーサーズの真打と思っております。マイクロフォーサーズにこれを待っていたんだよ、思わず声をあげたくなる。そんな機種です。まあ発売から1年半以上経ってますから今さらですが。

付属のレンズが結構いい
あと意外と付属のレンズ(LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.)がいいですね。マイクロフォーサーズとしては暗いのですが、24mmと広角気味で、最近のセンサーの高感度性能と相まって室内スナップに結構使えます。

フィルター径は37mm、非常にコンパクトです。手動の沈胴式で、毎回起動時に「手で」リングを回してレンズを繰り出す必要があります。個人的にはこれが撮影のリズムを崩し、非常に残念なところです(もちろん小型化とのトレードオフですね)。記事タイトルには理想のスナップカメラと書いてしまいましたが、繰り出しのない単焦点レンズのほうがいいかもしれません。

あとレンズは、価格.comへの投稿によると結構ズームリングが壊れるようです、修理の顛末も含めてよく見ておきたいところです。

機材自慢
機材自慢よろしくEF50mmF1.0LとMetabonesのSpeed Boosterでつなげてみました。バランス云々という話もありますが、レンズ中心に考えると操作性はそれほど気になりません。
DMC-GM1 Metabones Speed Booster EF50mmF1.0L

なおマイクロフォーサーズ用の電子接点付Speed BoosterはαEマウント用と異なり、オートフォーカスが使えません。まあ、Eマウント用でもほとんど使いモノにならないので使いませんが。
(最近発表されたマイクロフォーサーズ用KIPON社製のアダプターは動画を見る限りオートフォーカスが爆速のようですね。レデューサ機能が付いたらぜひ試してみたいです)

オールドレンズの母艦として
オールドレンズの母艦としては、フルサイズミラーレスのα7登場以降マイクロフォーサーズは下火な気もしますが、GM1はレンズキャップ感覚でそこそこ使えそうです。ただしPinPの液晶表示の拡大倍率が6倍迄のため、ピントの山を追いきれません。全画面モードだと10倍迄行くようですので、MFアシストの拡大表示の設定を全画面表示にするほうがよいかと思います(MENUボタン-設定C[カスタム]-[MFアシスト]表示から[全画面]を選択)。
あとはGX7と違い手ぶれ補正がないので、オールドレンズの母艦としては少し弱いところです。

というわけで
【よい点】
・とにかく小さくシンプル。これがすべて。
サイレントシャッターが使える。しかも機械式シャッターもとても静か。
センサーの性能が一昔前のフォーサーズより格段に良い(GX7と同等らしい。ただし、GX7は12bitRAW,読み出しスピード約約1/16秒なのに比べ、GM1は10bitRAW,約1/25秒だそうです。)

【ちょっと気になるところ】
・キットレンズ:撮影開始時のレンズの手動操り出しがリズムを崩す。(小型化とのトレードオフ)
ホットシューがない。外付けフラッシュが使えない。(まあ、そういう設計思想です。)
・この手のカメラにありがちなパノラマな撮影モードがない。(GX7やGM5ではできるのに...)
電池容量が今一つ、と言われております、それはいいんですけどPanasonicの電池ってモデルごとに変りすぎませんか?DMC-FZ1からFZ10, LX3, GX7と5機種使ってますが全部電池は別。一方Sonyは2001年から5機種使ってますが電池は2種類(充電器は共通)、キヤノンも2004年から5機種(全部DSLRですが)で電池は2種類しかありません。

などと欠点いろいろ書きましたが、このカメラのミニマリズムの前には些細なことですね。
posted by 曽我五郎 at 02:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年06月02日

YONGNUO YN35mm F2 14,000円。単焦点の撒き餌レンズの代わりになるのか?

Yongnuo(永諾)のYN35mm F2 が届きました。EOSとマウント互換でAFが使える単焦点です。
ebayで送料込み$116(購入時のレートで14,000円くらい)でした。
35f2-1[1].jpg
この画角の明るい単焦点、一本持ってスナップ取りに出るというような場合などに結構使いやすいと思うのですがCanonの純正だとそこそこのお値段しますよね。(旧型は3〜4万円、新型のIS USMは6〜7万円)
また手ごろな価格という意味では、EF50mm F1.8STMやEF40mmF2.8がありますが、前者だけではもう少し広角がほしいというニーズ、後者ではもう少し明るく...というようなニーズに十分に応えられたわけではなく、ちょっとコレジャナイ感がある人が多かったように勝手に思います。

YongnuoのYN35mm F2はそうした隙間を狙った製品と言えそうです。
正直な感想としては、旧型にあたるEF35mm F2をお安くしました...
というだけの商品に思いました。モーターもUSMやSTMでないので、AFはそこそこうるさいです。
光学系はまだ十分に試してみてはいませんが、下記を見てもまあ旧型と大差ないでしょう。
違いは少し軽いのと、絞り羽根が5枚(EF35mm)か7枚(YN35mm)かという程度に見えます。
あと距離計はありません。外観は旧35mmF2より旧50mmF1.8IIに近いように思います。

参考:Yongnuo YN35mm F2のレンズ構成
Yongnuo YN35mm F2のレンズ構成

参考:Canon EF35mm F2(旧型)のレンズ構成(1990年発売ですからレンズ構成に関する特許はおそらく切れていると思います)
Canon EF35mm F2のレンズ構成

でもこのちょっと試してみることができる価格ってすごく大事ですよね。
14,000円でAFが使える35mm単焦点。オールドレンズでもそれくらいはしますから。
初めての単焦点、もしかしたら何かと話題になる50mmF1.8よりこっちかも...

(あと、どうせなら入手が困難な50mm F1.0とかそういうのを純正比半額で出してほしいですねー)

追記 参考レビュー:おおむね値段だけという感じですね。
Yongnuo YN 35 mm f/2.0 review - Introduction - Lenstip.com
Pros:
中心部の画質は良い。good image quality in the frame centre,
良好な軸上色収差。moderate longitudinal chromatic aberration,
少々の倍率色収差。slight lateral chromatic aberration,
APS-Cでは少ない周辺減光。low vignetting on APS-C,
きれいなボケ。good appearance of defocused images,
安い。affordable price.

Cons:
周辺部では大変貧弱な画質。very weak image quality on the edge of the frame,
大きな歪曲。higher distortion than that of its direct rivals,
大きなコマ収差。huge coma,
それと分かるレベルの非点収差。noticeable astigmatism,
うるさいAF作動音。noisy autofocus.


Testing the Image Quality of the Yongnuo 35mm f/2 for Canon EF(注:文中の比較は旧型のCanon EF35mm F2)
これを見ると旧型のCanon EF35mm F2と同じ光学設計なのにこうも違うものかと思ってしまいますね。
posted by 曽我五郎 at 02:45| Comment(0) | TrackBack(0) | レンズ