2021年10月24日

なぜRODE VideoMic NTGがゲームチェンジャーなのか? RODE Connectに対応

突然ですが、最近配信やWeb会議用にUSBマイクをぼちぼちテストしております。

機材が大げさにならない範囲でRØDE VideoMic NTGが意外といいかもと思っていたところ、つい先だってRØDEの配信用ミキサーソフトRØDE Connectがversion 1.3より本機に対応し、勝手にテンションが上がっております。
https://www.rode.com/blog/all/The-VideoMic-NTG-Is-Now-Compatible-With-RODE-Connect

実は配信や個人のweb会議向けではかなりいいんではないか...ちょっとだけそんな気がしたのでメモ。
(あ、個人のweb会議については、周りに音が漏れる/周りの音を拾うことを気にしないのであれば会議用のスピーカーホン、そうでないのであればヘッドセットが基本的にはいいかと思っています。この話は改めて...)
videomicntg_vmntg_helpsite_feature_5.jpg
▲RODE Videomic NTGのカジュアルなweb会議利用イメージ?

なぜショットガンマイク?

一般にショットガンマイクというとオーディオインターフェイスが必要なXLR接続の業務用のものか、ビデオカメラに3.5mmで接続するタイプのものしかなく、このRODE VideoMic NTGのような
ショットガンマイクでUSB接続可能
というのは現在まだ珍しいと思います。(COMICA CVM-VM20,SYNCO-D30,DEITY V-Mic D3 Proなど給電がUSBというものはちょくちょく見ますが)

で、ショットガンマイクのいいところは、
一般に指向性が非常に高く、側面背面の環境音をある程度抑制できることです。

このRODE VideoMic NTGはスーパーカーディオイドの指向特性で、配信に使われる一般的なコンデンサーマイクによく見られるカーディオイドよりも一段指向性が高くなっています。
rode_videomic_ntg_polarpattern.png
▲RODE VideoMic NTGの周波数ごとのポーラーパターン、上がマイクの向いている方向で、どの方向から収音できるかを描いた図(スーパーカーディオイド:収音範囲が前方に大きくシフトしているが後方も幾分拾う、特に低音)

なぜ配信にRØDE VideoMic NTG?

ということで改めてRØDE VideoMic NTGは実はかなり配信やWeb会議向けではないかと思うのでございます。なおこのマイクにはビデオ撮影を中心に非常にすぐれた特徴、気の利いた機能があるのですが、今回は配信用という観点でのみ挙げていきます。

理由1. PCとの接続性が高い(USB接続)

マイクとPCとつなぐのに一般的に必要となる機材=オーディオインターフェイスが別途いりません。PC側からマイクの制御が可能になります。
またUSBマイクという条件では機材の選択肢も少なく、システムの拡張に多くの制約を受けることになりますが、本機はあくまでUSB使えるというところがミソでしょうか。

理由2. そこそこ指向性が高い(スーパーカーディオイド型ショットガンマイク)

配信で使われるような一般的なコンデンサーマイク(例えばBlue Yetiなど)より指向性が強く、環境音の抑制が期待できる。
(後ほどUSBマイクのBlue YetiやShure MV7、RODE NT-USB Miniと比較してみたいと思います。)
なおショットガンマイクそのものはガジェット系YouTuberでも利用している方を結構見ます。

理由3. 大げさ感が少ない

マイクブームとか見た目大げさなセッティングにならずに使えそう(上記画像ですね)。またオーディオインタフェイスも不要でシンプルですみます。重さも99gと軽いのでセッティングの自由度も高そうです。
ただしマイク本体の価格は一般的なUSBマイク(例えばBlue Yetiなど)よりも高く、ここはやや「大げさ」と言えるでしょう。

理由4. 専用のソフトRØDE Connectにより、簡易な音声エフェクトも可能

RØDE ConnectはPodcastなどの配信を想定したミキサーソフトと思いますが、ミキシング機能に加えて
簡易な音声エフェクト(On/Offのみでレベル指定はできない)
Noise Gate(一定のレベルより低い音量の音をカットし、無音時に環境音を排除する)
Compressor(ダイナミックレンジを圧縮し大きな音と小さな音が極端にならないようバランスを保つ)
Exciter(高音域にわずかな歪みを加えることで音声に輝きをもたらす)
Big Bottom(低音域に倍音を加えることで音声を豊かにする)
が利用できます。
上記音声エフェクトについてはかなり素人の解釈なので、より正確にはRØDEのBlog:"RØDE Connect and NT-USB Mini Audio Processing Explained"をご覧ください。なお本機は75Hz/150Hzのローカットフィルタや高音ブーストのEQ機能、予備用の-20dB減衰音声(=PAD)併録機能が内蔵されており、そのコントロール(On/Off)をRØDE Connect上で行うことも可能です。

RØDE ConnectのRØDE VideoMic NTGの設定イメージ
▲RØDE ConnectのRØDE VideoMic NTGの設定イメージ(EQ, PADは本機の内蔵機能)
posted by 曽我五郎 at 04:33| Comment(0) | TrackBack(0) | マイク
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