2021年12月23日

Anker PowerCast M300会議・配信に「一見」手軽に使えるコスパマイク

Ankerから会議・配信用USBマイクAnker PowerCast M300が出てましたので、早速買いました。
anker_powercast_m300.jpg
結論から言うと
〇無難で概ね使いやすい
〇必要な機能に過不足なし(個人的にはLED除く)
△所有満足感の沸かない、値段なりの作り
×ゲイン調整に目盛りがなく、始まりと終わりもないので、レベル設定の記録、再現が困難
××ゲイン調整とヘッドホンのボリュームが同じノブで確実に混乱


コンデンサーマイクでは割と少ないエンドアドレス型。物は安っぽいですが、付属の自由雲台型スタンドと併せて使い勝手は非常に良いと思いました。
またミュートボタン、ダイレクトモニタリング(とモニタリングボリューム)とこの手のマイクに必要な機能は備わっております。
特に記述はないですが、コンデンサーカプセルがメッシュからあまり見えませんので、簡易なポップガードを内蔵していると思われます。実際、試したところでは、ある程度ポップノイズの抑制は効いておりました。
スタンドはゴムブッシュなどがなく、かなり簡易にマイクにねじ止めされていますが、スタンドの底面は吸音素材が一面に貼ってあり、机の音を気持ち拾いにくくはなっています。

(音がいいからといって)離して録ると環境音拾います
16mmのコンデンサーカプセル、この手のマイクとして十分な音質を持っており、マイクからの出力も十分、単一指向(ポーラーパターン:カーディオイド)だそうですが、それに安心して遠くから収録しますとコンデンサーマイクの常として環境音をガッツリ拾います。やはり近く(キーボードより手前、口元から15cm以内)で収録、その分ゲインを落として環境音を抑えるのが基本と思います。

電子ガジェットに割と強いAnkerなので、何かDSPによる音声処理みたいなのを入れてくるかなと思ったんですが、特にそうした機能は無いようです。

要注意!ゲイン調整とヘッドホンボリュームが同じノブ
マイクのゲイン調整とヘッドホンのボリューム調整が同じノブで、ノブの長押しで切り替えできるようになっています。どちらもノブを回すと聞いている音量が拡大/縮小しますが、実際の入力レベルが変わるのはゲインを調整した場合だけですので、ノブを回しているのがゲイン調整なのか、ヘッドホンボリュームなのか、画面で入力レベルを確認するなど注意が必要です。一応、ヘッドホンボリュームの場合、LEDが緑に光るらしいんですが、色が全く直感的でないんで、自分は確実に混乱する自信があります。

さらにこのゲイン調整のノブに目盛りがなく、かつどこまでも回せるので、どこが0でどこが100かわからない、特にゲイン調整において設定を記録、再現することができないんですね。一度設定したら間違って触らないように気を付ける必要がありそうで、個人的にはここが本製品の最大の残念ポイントと思っております。
なお、ノブはクリック感がありますので、うっかり回してしまうことは少なそうです。

本体が光るのは消せない=場合よってはセッティングに制約
本体中心部と底面がLEDで光ります。底面は装飾的な機能で、スイッチで色を切り替えたり、消したりしたりすることができます。
問題は本体中心部で、こちらは電源ONで青、ミュート時に赤く光ります。
これが消せないんですね。確かにミュートの状態を示すものが他にないので、ミュートボタンを使う場合は重要なのですが、マイクが映るような収録ではセッティングに制約ができる場合がありそうです。
特に自分はマイク本体のミュートボタンは使わない派なんで、LEDと併せて機能自体なくしてくれてもいいくらいです。

ということで、
音もよく、全体としては使いやすいマイクと思いますが、
混乱を生じる操作系が不満として残ります。成績は優秀なのに、話が通じないタイプですね。
USBマイクの選択肢の多い現在7000円と言われるとやや微妙かな。
posted by 曽我五郎 at 20:28| Comment(0) | マイク
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