2025年03月19日

コンデンサーマイクは感度が高いから環境ノイズを拾いやすいというウソ

よくコンデンサーマイクは感度が高いので環境音を拾いやすい的な話を聞きますが、
これは違うだろと常々思っておりました。
感度高ければ対象音も大きく拾うので、その分ゲイン下げて使うことになり、結局環境ノイズも増えないはずです。

環境ノイズの大小は環境音と対象音の大きさのが問題なのであって、マイクから離れてしゃべったりするとこの比が小さくなり、ノイズが相対的に目立つということになります。(「マイクと音源を近づけろ!」)
(*いわゆる近接効果などに代表されるように、周波数の低い音ほど直進性が低くなり拡散減衰しますので音源との距離と向きによって音質、つまり目立つ音、拾いやすい音は変わります)

もちろん指向性や周波数特性もありますが、環境ノイズの大小に感度は関係なく、多くの場合セッティングの問題ですよね。
スタジオなどの環境ノイズや反響の少ない状況を想定したサイドアドレス型のマイクを、うるさい部屋で使おうとすると口元から遠めのセッティングになって、環境ノイズが目立つってだけかと。

それをちょっと検証しておこうと思っていたところ、Youtubeをよく拝見しているエンジニアのJulian Krause氏がわかりやすく検証しておりまして、下手な記事を上げて「誰?お前」とか言われなくてすみました。しかも自分の想定と同じShure SM7BとRODE NT1で...(本編の話題と関係ないですが、ダイナミック型とコンデンサー型という基本的な違い含め、いろいろ異なるように見える2つのマイクの周波数応答の波形そのものは似ているそうで、結構ビックリ)

結論、同じ距離かつEQで周波数特性をそろえると、コンデンサーマイクもダイナミックマイクも環境音の拾いやすさは変わらないっす。
Julian Krause | Dynamic mics don’t reject noise better than condensers! And yet they do?


そういうことで環境音が気になる場所での利用ではダイナミック/コンデンサー関係なく口元で使いやすいエンドアドレス型がいいんじゃないでしょうかね?

追伸:
Julian KrauseのYoutubeの内容を実用的な観点で説明したものがこちらですかね。
posted by 曽我五郎 at 18:03| Comment(0) | マイク
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