2011年09月21日

NOKTOR 50mm f/0.95 NEX Eマウント版「開放ではソフトな描写で扱いが難しいレンズ」(Steve Huff氏STEVEHUFFPHOTO.COM)

NoktorというナゾのブランドからNEX向けに50mm f0.95というレンズが出るというニュースをデジカメWatchでみました。f/0.95という明るさに、暗所撮影の多い単焦点バカとしては色めきだったのです。
それで、いったいどんなレンズなのか検索してみたら、すぐにSteve Huff氏のレビューが見つかりました。

Steve Huff:Testing the Noktor 50 f/0.95 for Sony E Mount with the new NEX- C3
注:このレビューでは以前同氏がレビューしたマイクロ・フォーサーズ(M4/3)版との比較が出てきますが、これは現行モデルのM4/3版のことではないので、単に旧モデルとご理解いただくのがよいかと思います。
[要約]



・はじめに
以前M4/3用のNOKTORのレビューを書いたのを覚えている方がいらっしゃるかもしれない。
その時はひどくソフトな描写で、コントラストもとても低く、色も冴えない。なんとか結婚式での写真をOlympus E-P2で撮ったが、その日使っただけでもう私向きのレンズとは言えなかった。
"Some of you probably remember that I was the 1st in the world to review the Noktor 50mm Hyperprime for Micro 4/3. I was also the first to say I didn’t care for it. It was OK for what it was, but it was very soft, very low contrast, and the colors were not so hot. I did manage to get some decent shots at a wedding with it attached to an Olympus E-P2 but at the end of the day, the lens just was not for me."

そのレビューの後すぐ、NOKTORは一時なくなってしまったようだが、しばらくしてSLR Magic社が買い取って新しくなった。
"Shortly after that review Noktor seems to have disapeared and then later resurfaced when SLR Magic bought them out."
そして今回、デザインを改良し、生産工場を完全に変えて、NEX Eマウント版として再登場となったわけだ。
"SLR Magic made a few tweaks to the lens design and started manufacture of the lens in a totally different factory, and then they released it for the Sony E mount."

今回はラスベガスで一日、ごく簡単な撮影テストをしてみた。

・作り、操作感 FIT AND FINISH
作り、見た目は、文句ない。
"I have NO COMPLAINTS on the build or look/feel."

・実力 PERFORMANCE
旧M4/3版は、開放で全くシャープではなかった。多少絞ったり、きっちりピントを追い込めば多少は良くなるかもしれないが、それでもピーキングを使ったり、さっと撮ったり、開放で扱うといったことが非常に難しかった。
"Well, this lens is NOT really that sharp when wide open. It CAN be a teeny bit sharp if you nail the focus, or if you stop it down to 1.4 but using focus peaking, shooting quick, and shooting wide open was a HUGE challenge."
NEX-C3ではコントラストの山を表示するピーキング機能があるので、随分と楽になったが、それでも開放ではこのレンズの描写は間違いなくソフトだ。$1000かそこらの超大口径レンズに多くを期待してはいけない。
"It works very well. BUT as I already stated the Noktor lens itself IS INDEED a somewhat soft lens when shot wide open. I mean, it is a f/0.95 50mm for around $1000 so we can not expect miracles."

▼開放で、少し離れて、NEX-C3のピーキング機能で撮影。幻想的で、クリーミーな描写。色は結構よいように見える、以前使ったM4/3版よりよくなった。
"Shot wide open and from a distance using the Focus Peaking of the NEX-C3 – The Noktor gives you the dreamy creamy look. Color does seem pretty good, and better than what I got on the M4/3 version over a year ago."
http://www.stevehuffphoto.com/wp-content/uploads/2011/08/80snok.jpg


▼集中すれば良い結果を得られかもしれない。この例では、色が少し飽和して、濃くなっている。
"You can get good results if you concentrate. Again, the colors are saturated and bold here. Wide open, click for larger."
http://www.stevehuffphoto.com/wp-content/uploads/2011/08/cutenok.jpg


旧M4/3版に比べれば、色もコントラストも良くなっている。それでも、なおこのレンズは扱いが難しいと言える。今回撮影した多くのショットが、ソフトでピントがぼけたものになってしまった。撮ったときはきっちり撮ったつもりでも、改めてチェックして見るとちょっとボケているのだ。このレンズはやはり街撮りや夜の開放での撮影は難しい。
もちろん、どんな大口径レンズでも夜撮るのは難しい。これはf/0.95なのだ。
"The color is better and the contrast is better. Period. STILL, this lens is a challenge to use. MANY shots that I took WERE soft and out of focus so I did not always nail it. I thought I did when shooting but when I looked back there were many that were just a bit off. So yes, this lens can be a challenge if you are shooting street, wide open at night! Hell, ANY fast lens is a challenge at night! This IS f/0.95!"

作りも素晴らしい、持った感じも最高、大口径f/0.95だ。しかし開放では間違いなくソフトな描写だし、NEXで常に良い結果を得ようとするのは、かなり難しいだろう。
そして幻想的でクリーミーな描写は好みが別れるだろう。やや高価で、やや大きいが、NEXではVoigtlander 50mm f/1.1+アダプターと言う選択肢もある。その場合はもう少しシャープで、もう少し正確な描写が得られるだろう。
どちらを選ぶかはあなたの求めているもの次第だ。
"The build is great, the feel is great, it’s a fast 0.95 aperture lens BUT it IS SOFT wide open. It IS a challenge to shoot on the NEX and always get good results. It DOES have a dreamy creamy look, and you will either like it or you will not. So it is up to you as to what you are looking for."

Steve Huff氏のサイトに他にもサンプルがありますので、そちらをぜひご覧下さい。


要するに開放ではかなりソフト。街撮りではピント合わせも難しい。
ということだそうです。
私個人としては、ポートレートがほとんどなので、多少ソフトでもいいのですが、ちょっとこの描写は考えちゃいますね。
何が何でも明るいレンズ!という方に...
後のレビューでライカLeica 50 Summilux ASPH 1.4と絞り1.4同士でのの比較があるのですが、1.4に絞っても個人的にはちょっと厳しいかなぁ...APS-C用でこの明るさでは軽くていいんですけどね。



http://www.slrmagic.jp/products/noktor/より
品名 NOKTOR HyperPrime 50mm f/0.95
焦点距離 50mm
絞り値 f0.95 – f16
フォーカス マニュアルフォーカス
最短撮影距離 0.6m
レンズ構成 7群8枚
絞り羽根 8枚
重さ 490g
マウント マイクロフォーサーズ、ソニー Eマウント
フィルター径 62mm
付属品 フロントキャッップ、リアキャップ、クイックガイド付き
製造国 レンズエレメントは日本製、本体の組み立ては香港
定価 99,800円


製品情報:NOKTOR HyperPrime 50mm f/0.95
http://www.slrmagic.jp/products/noktor

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参考:八雲(YAKUMO)大口径F0.95単焦点レンズ(C-mount)
http://www.uniel-denshi.co.jp/CCTV-LENSES/YAKUMO/YMV5095.html
posted by 曽我五郎 at 03:31| Comment(0) | TrackBack(0) | レンズ
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