2011年10月05日

SONY NEXで5倍の超マクロ 安原製作所のLED付き5倍マクロレンズ「NANOHA x5」

私にはファブリックの収集の趣味がございまして、繊維の写真をちょくちょく撮ることがあります。こうした撮影には、通常の等倍などと言われるマクロレンズでは役に立たず、顕微鏡に近い領域、5倍程度のマクロレンズが必要になります。
(マクロにおける倍率の実用上の意味はやや、ややこしいのでココでは省略します)

【超マクロ撮影の方法】
一般にこうした撮影には
・ベローズ/接写用リングアダプタ
(電子接点を中継するタイプか、レンズ自身で絞りがコントロールできるタイプでないと、絞りが開放固定になってしまう。)

・リバースアダプタ+広角レンズ
(絞りがレンズで調整できるレンズでないと絞りは開放になる。機種によっては電子接点を反対側からつなげるタイプもある)
参考:Kentさん:リバースアダプターで超マクロに挑戦

・キヤノンのマクロフォトレンズMP-E65mm F2.8というレンズ
1-5倍の撮影が可能。絞りがカメラからコントロールできる。

参考:KENさんKENのつぶやき vol. 72 「ジャジャ馬参上!(Canon MP-E 65mm F2.8)」

を使う方法があります。

【超マクロ撮影の課題】
どの撮影においても、撮影は絶望的に面倒です。まず面倒なのは

ピント合わせです。

超マクロ域においては、ピントはフォーカスリングで合わせるのでなく、レンズの前後の移動でコントロールします。
しかも、ピント面は極めて浅いため、前後にちょっと手振れするだけで、ピントがずれてしまい、手持ちで撮るなんてことはほとんどできません。

ですので通常は被写体をしっかり固定した上で、フォーカシングレールなどにカメラまたはレンズを設置して、レール上でカメラまたはレンズを微妙に前後することでピントを合わせます。

なおMP-E65mmではフォーカスリングは、回すことで被写体との距離が変わるため、倍率が変わります。つまりフォーカスリングが倍率を決定するためのものになります(実際、レンズには倍率の目盛りがついて、フォーカスリングを回すと倍率を指します)。

要するに結構面倒です。

そうしてもう一つ厄介なのが

照明

ですね。通常の超マクロ域撮影ではワーキングディスタンスが極端に短いため、一般的な撮影で使われる照明、フラッシュではレンズ自身の影になって被写体にその光がほとんど届かないため、被写体に近いレンズ面に取り付けるマクロ用のリングフラッシュを使用します。

しかしフラッシュの場合、シャッターを押さないと光らないので、ピントを合わせる際には別の(フラッシュに内蔵の)モデリングランプを使います。
これも面倒なので、最近ではピント合わせ時も明るく照らされる、LEDを利用した定常光のマクロライトも増えてきました。
参考:Godox、LED48個使用の一眼レフ用リングライト

【安原製作所のLED付き5倍マクロレンズ「NANOHA」】
長くなりました、NEXで超マクロ
↓こんな↓レンズがあるそうです。
(なお執筆時点で筆者は当レンズを所有していません、使用経験もありませんので、参考記事に基づく記述になります)


安原製作所LED付き5倍マクロレンズ「NANOHA」(なのは)
安原製作所のLED付き5倍マクロレンズ「NANOHA」(なのは)
http://www.yasuhara.co.jp/nanoha/index.htmlより
安原製作所LED付き5倍マクロレンズ「NANOHA」(なのは)

製品名 NANOHAx5(E)
レンズマウント Eマウント用
大きさ 直径64mm 長さ86mm(マウント面から照明ユニット先端まで)
重量 約360g(照明ユニットを含む)
撮影倍率 5倍から4倍
開放F値 F11(11、16、22、32に設定可能)
マウント電気接点 なし(カメラを「レンズなしレリーズ可」に設定して撮影)
レンズ構成 7群10枚

安原製作所LED付き5倍マクロレンズ「NANOHA」(なのは)

MP-E65との大きな違いは
・LED照明内蔵
面倒な照明のセッティングがラク!(多分)
ただしカメラから電源は取れないようで、別途USB電源を確保する必要がある。

・ターゲットホルダで被写体をピント面に固定できる
面倒なピント合わせとそのためのセッティングがラク!(かもしれない)

・安い! 軽い!
MP-E65の定価138,000円、価格.comでの最安値が97,834円(執筆時点)に対し
直販価格47,000円!送料込み(執筆時点)

しかも
・NEX(Eマウント)で使える!


ちなみに開放F値MP-E65のf/2.8とNANOHAのf/11随分違うようですが、
超マクロ領域においてF2.8って言っても、ほとんど意味を持ちません。
露出決定においても超マクロ域には露出倍数というのがあって、MP-E65mmの5倍時の開放時実効F値はf/16位だそうです(だからこそピント合わせに照明が必要)。

とういうわけで、ニーズがある人にはかなり魅力的!
個人的にもこれは買ってみたいです!
マイクロフォーサーズ用もあるそうです。

製品ページ:
http://www.yasuhara.co.jp/nanoha/index.html

参考:デジカメWatchによる紹介記事「安原製作所のLED付き5倍マクロレンズ「NANOHA」(なのは)を試す〜マイクロフォーサーズマウントで体験 」
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/20110527_448563.html

なおマクロの撮影については糸崎公朗さんの記事が大変参考になります。
デジカメWatch切り貼りデジカメ実験室「【第5回】高倍率マクロ撮影のための最小システムを考える」
posted by 曽我五郎 at 01:28| Comment(0) | TrackBack(0) | レンズ
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