2015年10月20日

メモ:中一光学(Mitakon) 135mm F1.4プレオーダー受付中!

ソースは中国語のようなので、英語サイトのリンク。
Mitakon 135mm F1.4 フィルター径は105mm?!
22231017086_d54cafffe9_k_zpsekxe7k5w[1].jpg
http://www.mirrorlessrumors.com/mitakon-to-launch-the-world-s-fastest-135mm-f1-4-full-frame-lens/
個人的には同じ画角で明るいSonnar T* 135mm F1.8 ZAが現在最も稼働の多いレンズですので、この135mmF1.4は気になります。現在発売中の中一光学Speed Master 85mmF1.2もちょとだけ気になっておりますが...

追記1:
$2,999($500前金)でプレオーダー受付中だそうです。
Mitakon Speedmaster 135mm f/1.4
http://www.zyoptics.net/product/pre-order-mitakon-speedmaster-135mm-f1-4/
Specifications
Focal Length: 135mm
Max. Aperture: f/1.4
Min. focusing distance: 1.6m
Optical Structure: 11 elements in 5 groups (with 3pcs large ED elements)
Aperture blades: 11pcs
Clickless aperture ring
Filter thread: 105mm
Net Weight: 3kg
Camera mounts: Canon / Nikon / Sony FE
Quantity to be produced: less than 100pcs


追記2:
135フォーマットの135mmというのは銀塩時代にはF1.8未満の大口径が結構あるようで、F1.4だとノリタ光学のノリタール/Noritar 135mm f1.4(1970年)というのが写りも良く有名なようです。現在の日本ではデジタルカメラによって桁違いに高感度化も進んだことやボケの量より質が問われるケースが多くなったことで、むやみに大口径化することはなくなったようですが、中国を見ると大口径化を競っていた日本の高度成長時代をなんとなく想起させられます。
Noritar 135mm f1.4
http://www.penta-club.ru/forum/topic/59444-javelin-telephoto-13518/ より

関連記事:
メモ:SPEEDMASTER 50mm F0.95 M67 買った。中一光学│Mitakono(ZHONG YI OPTICS)
メモ:F0.85を誇るHande Vision IBELUX 0.85/40mmをちょびっと試写(m4/3で)
NOKTOR 50mm f/0.95 NEX Eマウント版「開放ではソフトな描写で扱いが難しいレンズ」(Steve Huff氏STEVEHUFFPHOTO.COM)
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2015年10月08日

メモ:SPEEDMASTER 50mm F0.95 M67 買った。中一光学│Mitakon(ZHONG YI OPTICS)

Mitakon Speedmaster 50mm f/0.95 PRO ver.を中古で購入(約6万)。
http://www.syzygx.com/index.php/2014-07-28-14-07-50/2014-07-29-11-45-44.html
Mitakon Speedmaster 50mm f/0.95 PRO ver.
焦点距離:50mm
レンズ構成:7群10枚
対角線画角:45°
絞り羽根枚数:9
最短撮影距離:0.5m
口径比:0.95
最大撮影倍率:0.1
最小絞り:F16
フィルター径:67mm
全長:87mm
重さ:720g

このレンズにはフィルター径58mmの旧型と67mmの新型(Pro ver.)があるがコーティングが違う他はどういう光学的な違いがあるかよくわからない。手元にあるのは67mmのもの。
バックフォーカスは短めでフルサイズEマウント専用設計となっている。
Canon EF50mm F1.0L USM(フィルター径72mm, 985g)と比べ、「ずいぶん小さいなあ」という印象。しかし実際に手に取ってみるとさすがにずしりと重い(720g)。
作りはしっかりしている。なおフィルターをはめた状態ではレンズ鏡筒先端部よりフィルターがはみ出てしまい、フードの脱着ができない。個人的にはかなりストレス。(フードの商品説明に「M67の初期ロットに使用する時、装着感が硬い場合があります。」とあるので、フィルターがあるとフードが脱着できない件とは意味が違うが直すならここも直すだろうから手元にあるものは初期ロットか?)

写りについては、普段使っている同様の大口径レンズEF50mm F1.0 L USMの印象があまりよくないためか、かなりまともに感じました。
まあLeica NOCTILUX M F0.95/50mm ASPH.が現在140万、EF50mm F1.0L USMが中古相場で30〜40万ということを考えると10万でそれなりの描写の50mm F0.95フルサイズのレンズが買えるのはちょっとした夢のよう。結構気に入ったのです。

参考:
- STEVEHUFFPHOTO.COM:The Mitakon 50 0.95 lens Review on the Sony A7s"It is a wonderful creative lens and I am proud to have one in my collection."
https://www.youtube.com/watch?v=eC1SukD_m_M
- 3D-KRAFT!:The 0.95 Shootout - Mitakon / Zhongyi Speedmaster 50/0.95 vs. SLR Magic HyperPrime CINE 50mm T0.95以前APS-C用のものを取り上げましたが、フルフレーム対応の50mm F0.95がSLR Magicから出てたんですね。この記事からはMitakonのほうが周辺での解像に圧倒的な差があるように見えます。SLR Magic 50mm T0.95 Hyperprime Cine Lens (FF)
- flickr:Mitakon 50mm 0.95 Speedmaster Group
http://fratkinphoto.blogspot.jp/2014/10/low-light-monster-mitakon-50mm-f095.html
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2015年08月13日

メモ:F0.85を誇るHande Vision IBELUX 0.85/40mmをちょびっと試写(m4/3で)

Hande Vision IBELUX 0.85/40mm
F0.85を誇るHande Vision IBELUX 0.85/40mmをPanasonic DMC-GX7で試用。
非常に高価なだけあって、この手の大口径としては全体に破綻のない端正な画質。
ただマイクロフォーサーズで使った場合F0.85というのは被写界深度で見るとフルサイズF1.7程度なので、感覚的にはフルサイズの85mm F1.8に近い。F0.85という数字のインパクトは大きいが実際の絵はフルサイズ大口径に慣れている感覚では意外とありふれた印象。
そう考えるとm4/3でこのレンズを使うのはそれほど有難味がなかったりする。APS-Cモデルで楽しむべきレンズと思う。(APS-Cでは50mmF1.2をSpeedBoosterで使うのとだいたい同じ感覚か...)

あと作りは重厚感があっていいのだが、レンズが大きく持つのにそこそこ力がいる一方でフォーカスリングが根元にあるため(根元を支えながらの)フォーカシングはしにくかった。

以下GX7で撮影。絞りは開放。Photoshopで縮小。
Hande Vision IBELUX 0.85/40mm Panasonic DMC-GX7

P1550665.jpg

Hande Vision IBELUX 0.85/40mm Panasonic DMC-GX7

Hande Vision IBELUX 0.85/40mm Panasonic DMC-GX7


Hande Vision IBELUX 0.85/40mm Panasonic DMC-GX7

P1550730.jpg

Hande Vision IBELUX 0.85/40mm Panasonic DMC-GX7g

明暗差の大きい部分を拡大。(粗探しになってしまいましたが、大口径レンズの開放ではごく一般的というか、むしろこの手のレンズとしては悪く無い部類と思います)
P1550656_.jpg
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2015年06月02日

YONGNUO YN35mm F2 14,000円。単焦点の撒き餌レンズの代わりになるのか?

Yongnuo(永諾)のYN35mm F2 が届きました。EOSとマウント互換でAFが使える単焦点です。
ebayで送料込み$116(購入時のレートで14,000円くらい)でした。
35f2-1[1].jpg
この画角の明るい単焦点、一本持ってスナップ取りに出るというような場合などに結構使いやすいと思うのですがCanonの純正だとそこそこのお値段しますよね。(旧型は3〜4万円、新型のIS USMは6〜7万円)
また手ごろな価格という意味では、EF50mm F1.8STMやEF40mmF2.8がありますが、前者だけではもう少し広角がほしいというニーズ、後者ではもう少し明るく...というようなニーズに十分に応えられたわけではなく、ちょっとコレジャナイ感がある人が多かったように勝手に思います。

YongnuoのYN35mm F2はそうした隙間を狙った製品と言えそうです。
正直な感想としては、旧型にあたるEF35mm F2をお安くしました...
というだけの商品に思いました。モーターもUSMやSTMでないので、AFはそこそこうるさいです。
光学系はまだ十分に試してみてはいませんが、下記を見てもまあ旧型と大差ないでしょう。
違いは少し軽いのと、絞り羽根が5枚(EF35mm)か7枚(YN35mm)かという程度に見えます。
あと距離計はありません。外観は旧35mmF2より旧50mmF1.8IIに近いように思います。

参考:Yongnuo YN35mm F2のレンズ構成
Yongnuo YN35mm F2のレンズ構成

参考:Canon EF35mm F2(旧型)のレンズ構成(1990年発売ですからレンズ構成に関する特許はおそらく切れていると思います)
Canon EF35mm F2のレンズ構成

でもこのちょっと試してみることができる価格ってすごく大事ですよね。
14,000円でAFが使える35mm単焦点。オールドレンズでもそれくらいはしますから。
初めての単焦点、もしかしたら何かと話題になる50mmF1.8よりこっちかも...

(あと、どうせなら入手が困難な50mm F1.0とかそういうのを純正比半額で出してほしいですねー)

追記 参考レビュー:おおむね値段だけという感じですね。
Yongnuo YN 35 mm f/2.0 review - Introduction - Lenstip.com
Pros:
中心部の画質は良い。good image quality in the frame centre,
良好な軸上色収差。moderate longitudinal chromatic aberration,
少々の倍率色収差。slight lateral chromatic aberration,
APS-Cでは少ない周辺減光。low vignetting on APS-C,
きれいなボケ。good appearance of defocused images,
安い。affordable price.

Cons:
周辺部では大変貧弱な画質。very weak image quality on the edge of the frame,
大きな歪曲。higher distortion than that of its direct rivals,
大きなコマ収差。huge coma,
それと分かるレベルの非点収差。noticeable astigmatism,
うるさいAF作動音。noisy autofocus.


Testing the Image Quality of the Yongnuo 35mm f/2 for Canon EF(注:文中の比較は旧型のCanon EF35mm F2)
これを見ると旧型のCanon EF35mm F2と同じ光学設計なのにこうも違うものかと思ってしまいますね。
posted by 曽我五郎 at 02:45| Comment(0) | TrackBack(0) | レンズ

2014年08月16日

キヤノン アトムレンズ(放射能レンズ)リスト

メモ

硝材に酸化トリウムを使ったレンズは放射線を発し「アトムレンズ」などと呼ばれています。内部被ばくでないと健康上の害はほとんどないそうですが、光学的には特有の黄変という問題もあり、注意が必要です。なお黄変は紫外線の照射で改善するようです。
(Radioactive lenses - Camerapedia:より抜粋、キヤノンカメラミュージアムへのリンクは筆者)
FL 58mm f/1.2
FL 50mm f/1.8
FD 17mm f/4
FD 35mm f/2.0 (versions from the early 1970's, concave 前玉が凹レンズ)
FD 55mm f/1.2 S.S.C. Aspherical
(筆者注:キヤノンの55mm F1.2というスペックのレンズは、上記のレンズ以前にもFD55mm F1.2, 同AL, FD55mm F1.2 S.S.C, 同ALなど、いくつも製品がありますが、なぜ比較的新しい1975年発売のこのレンズ?という疑問は残ります)

参考:「アトムレンズとは(放射能レンズとは)トリウムレンズとは」
posted by 曽我五郎 at 03:45| Comment(0) | TrackBack(0) | レンズ

2014年08月08日

なぜ今Canon FDレンズ

本記事は限りなくメモ書きです。
追記:下記は2014年時点でのα7Sでの利用を想定したメモで、2016年現在本文にある電子式マウントアダプタの完成度は十分に高いものとなり、またEマウントのレンズバリエーションも飛躍的に広がったことから、あえてFDレンズを購入してまで利用するメリットはほとんどないかと個人的には思っております(現在FDレンズはほとんど使っておりません)。

[背景]

現在いくつか理由があって銀塩マニュアルフォーカス世代のCanon FDレンズの併用を始めました。

理由はα7sで明るいレンズを使いたいから。


Canon EFマウントの利用が理想なんですが、期待していたMetabnes製アダプターがやや不調のため、ちょっとだけ意気消沈していたのです。

(なお本国で現在発売中のMetabonesのスマートアダプターMarkIVについては、ファームウェアV0.32となっておりα7s対応済みのようです)。

ついでに未だにEFマウント用のSpeed Boosterが出ないMicro Four Thirds(のGX7)でもSpeedBoosterを使いたかったのであります。FD用のSpeed Boosterは出ているのです。なお他社製のフォーカルレデューサは画質面で妥協が必要です(参考: : 雲台のこと・三脚のこと「各社Speed Booster vs Lens Turbo画質比較(解像度・ホットスポット)」)。(2014.8.27追記 現在はマイクロフォーサーズ用のスピードブースターが発売になっています)



[EFマウントは電子制御型アダプタでないと使いにくい]

以前の記事から繰り返しますが、

EFマウントは

・絞りが電子制御のため、絞り環がなく、絞りを物理的に変えられない。

・特に個人的によく使うEF85mmF1.2L(II)やEF50mmF1.0Lは、フォーカスリングも電子制御のため、電源が入っていないとピントも変えられない=使えない。

のでアダプタに求められるハードルが一際高いのです(なんらかの電子制御機能が必要)。そして今回α7Sでは、その神アダプタが少しままならない、マイクロフォーサーズ用は長い間期待されつつ、未だに出ていない。(2014.8.27追記 現在はマイクロフォーサーズ用のスピードブースターが発売になっています)


ので、一旦EFマウントはあきらめたとして、他のハードルの低いレンズはどうだろうか、と思った次第です。なおα7Sにこだわるのは、 現時点で大型センサーでサイレントシャッターが使えるのはこの機種しかないためです。暗いステージ撮影に使いたい。(APS-CサイズでもSpeed Boosterが使えればいいが、現時点ではサイレントシャッターが使える機種は存在しないのです。2014.9.30追記:11月に発売の富士フイルムのX-T1グラファイトシルバー エディション、および12月にリリース予定のX-T1のファームウェアでも静音撮影が可能なようです。 )


[なぜCanon FDレンズ?]

さて今回数あるマニュアルレンズ群の中でもFDレンズにした理由は

ラインナップがわかりやすかった

ラインナップがEFマウントと被る部分が多いので、個人的にはレンズの検討・選択が比較的しやすかった。


・明るいレンズを使いたかった

特に他のマウントではあまり見ないFD85mmF1.2Lを使いたかった。


・安いと思った

長い歴史を持ち未だに続くNikonのFマウントのレンズに比べると、汎用性が低い(FDは一眼レフの中ではフランジバックが短く装着可能な一眼レフボディがほとんどない)ので、安価であろうと思った、が実際はそれほどでもなかった気がする。まだ様子見ということもあって、安さはとても大事。


・他のミラーレスでも結構使えそう

APS-CサイズやマイクロフォーサーズでもMetabone製Speed Boosterなどのフォーカルレデューサが出ており、NEXでの経験から画質面でも画角面でもなかなか使えるのではないかと思っております。

(なお別記事の通り他社製のフォーカルレデューサは画質面でやや疑問)


またFDの弱点としては

・ミラーレス以外のデジカメではほとんど使えない

例えばNikonのFマウントレンズだとフランジバックが長いので、ほとんどの一眼レフ含むカメラで使いまわしができますよね(汎用性が高い)。


機構が複雑で保守性に劣るらしい

情報伝達を機械式に行っていたことで、レンズシステムの発展に伴いその仕組みが複雑化したことと、NewFDではもともとスピゴット式だったものを疑似的なバヨネット式にしたことによるものでしょうか?


・他のマウントに比べると曇りを発生しやすい(ヘリコイドなどのグリース由来??)らしい

ホント?とも思う。

といったことが言われており、経年劣化のリスクが他マウントのレンズに比べ多少高いかもしれません。。


まあ、マウントアダプタを常時咬ませるつもりなので、すべてが同じマウントである必要もないのですが、同じ方が運用しやすいとは思われます。(もしマイクロフォーサーズの本体でも、これらのレンズを使いたいといったことになった場合は組み合わせがn対nになりますから、面倒になりそうです)

なおマウントアダプタFOTGAの700円くらいのものを使っています。


[購入したFDマウントのレンズと価格]


もともと広角レンズは持ってなかったが、割と手頃だったので買ってみた。8000円弱+フードBW-52C:700円で購入

自分の使い方ではF4くらいに絞って使うことがほとんどなので、(単焦点としては)多少暗くても問題ないかと想定。しかしデジカメで使う前提では、一般に(解放から使えて周辺の流れが少ない)広角のいいレンズは少ないですね。



24mmに比べると玉数が多いのか、手ごろですね。1000円台半ば+送料(ヤフオク)で購入。



どうせなら少し明るいレンズも試してみたくなり... 10,000円台+送料(ヤフオク)で購入。



35mmは結構よくある画角だと思うんですが、28mmに比べるとやや割高(こちらはポートレート的にも使う想定で、1段明るいF2の方にしましたが)。12,000円台半ば+送料(ヤフオク)で購入。これ以上高いとMitakonの35mmF2やYongnuoのYN35mmF2など新品の明るいレンズと値段が変わらなくなる。


New FD50mm F1.4 2年くらい前に5千円弱+フードBS-52:500円で購入

所謂標準レンズとして。


FD50mm F1.4 S.S.C. 3千円+フードBS-55:500円で購入

お約束レンズのようなので購入したが、ほとんど使っていない。


New FD85mm F1.2L 6万円台半ば+フードBT-72:3000円(高い!)で購入

このレンズはNEX-5N入手のころから相場を観ておりましたが一時は4万円台だったものが、レンズ交換式ミラーレスデジカメボディでの利用が一般化して8万前後にまでなりました。


New FD135mm F2 (FDではLレンズじゃないんですねー) 3万円弱で購入


New FD200mm F2.8 多分後期型 2年くらい前に13000円半ば + 送料で購入

このレンズはNEX-5Nでステージ撮影の際に役に立ちました。それ以降は使っていません。


[キヤノンのレンズマウントの種類]

マニュアルフォーカス一眼レフ時代のキヤノンのレンズには

・(キヤノン)R

・FL

・FD

・New FD

があり、物理的な互換性を備えているということです(銀塩の実機を持っていないので、あくまで聞いた話です)。


FD(1971年〜)は、FLに比べTTL開放測光用に絞りの連動レバーとレンズの開放Fナンバーを伝えるピンを追加したマウント。

開放測光というのは実際の撮影時の絞り値で測光(絞り込み測光)するのではなく、シャッターボタンが押されるまでファインダが明るい絞り解放状態のままでカメラボディ側の露出計を機能させるものです。このためにレンズ側で設定している絞りの値を伝える必要があり、FDはその仕組みを持ったマウントになっているということになります。さらにAE(シャッタースピード優先などの自動露出)のため、カメラ側で設定した絞り値をレンズに連動できる機構を備えています。

マウント方式はFL同様スピゴット式で、現代の交換式レンズのようにレンズをはめた後レンズを回すバヨネット式でなく、レンズをはめた後、レンズの外側にある銀色の枠を回してロックします。

また画質面では

1)中心解像度1mmあたり100本以上を確保する。
2)高コントラスト性能を発揮するために必要とする充分な配慮を具現化する。
3)硝材の選択とコーティング技術を活用し、交換レンズ間で生じたカラーバランスの崩れを最小限に抑え、かつ多層膜増透処理を採用し透過率の向上を計る。
4)フレアの発生を抑制するレンズ構成と界面反射防止の実施、鏡筒内や部品からの反射を防ぐ反射防止処理技術の確立、有害光をレンズ内に取り込まない鏡筒設計。

といった方針が明示されています。


S.S.C.とは

製品名にみられるS.C.はスペクトラ・コーティング、S.S.C.スーパー・スペクトラ・コーティングのことで、多層膜コーティングになっています。NewFDではこの銘がなくなりました。


・放射能レンズ(アトムレンズ)

FL/FDのラインナップには、硝材に酸化トリウムを使ったものが一部に見られ、放射線を発生し健康を脅かす可能性と、経年劣化による黄変という光学的な影響があります。なお黄変は紫外線の照射で改善するようです。

個人的には、上記リスクを冒してまで入手する優先順位は低いかと思いました。




(Radioactive lenses - Camerapedia:より抜粋、キヤノンカメラミュージアムへのリンクは筆者)
FL 58mm f/1.2
FL 50mm f/1.8
FD 17mm f/4
FD 35mm f/2.0 (versions from the early 1970's, concave(前玉が凹レンズになっている希少モデルです。余談ですが前面凹レンズというのは、鏡筒内のムダな反射が抑えられ、フレアやゴーストの少ないデジタルでは好まれる設計になるようです...参考))
FD 55mm f/1.2 S.S.C. Aspherical

New FD(1979年〜)はFDと物理的な互換性を保ちつつ、バヨネット式と同様の使い勝手を実現したものです。

またFDに比べると全体的に小ぶりで軽量化されたものが多いです。


NewFDより軽量化やコストダウンの影響の少なく、重量感のあるFDを求める向きもありますが、自分は特別な理由がない限り、経年劣化のリスクが比較的少なくコンパクトなNewFDのものを求めるようにしています。


参考:キヤノンカメラミュージアム「歴史館 - キヤノンカメラ史

参考:デジカメWATCH「(第2話):キヤノンの苦悩


旧世代のものは、特にデジタルボディによる利用では、フレアやゴーストが出やすいといったことは想定していましたが、FD 85mm F1.2Lを使っただけでのかなりざっくりとした印象としては、新しいレンズのほうが解放でのにじみが少なくコントラストがしっかり出る印象があります。

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2011年10月05日

SONY NEXで5倍の超マクロ 安原製作所のLED付き5倍マクロレンズ「NANOHA x5」

私にはファブリックの収集の趣味がございまして、繊維の写真をちょくちょく撮ることがあります。こうした撮影には、通常の等倍などと言われるマクロレンズでは役に立たず、顕微鏡に近い領域、5倍程度のマクロレンズが必要になります。
(マクロにおける倍率の実用上の意味はやや、ややこしいのでココでは省略します)

【超マクロ撮影の方法】
一般にこうした撮影には
・ベローズ/接写用リングアダプタ
(電子接点を中継するタイプか、レンズ自身で絞りがコントロールできるタイプでないと、絞りが開放固定になってしまう。)

・リバースアダプタ+広角レンズ
(絞りがレンズで調整できるレンズでないと絞りは開放になる。機種によっては電子接点を反対側からつなげるタイプもある)
参考:Kentさん:リバースアダプターで超マクロに挑戦

・キヤノンのマクロフォトレンズMP-E65mm F2.8というレンズ
1-5倍の撮影が可能。絞りがカメラからコントロールできる。

参考:KENさんKENのつぶやき vol. 72 「ジャジャ馬参上!(Canon MP-E 65mm F2.8)」

を使う方法があります。

【超マクロ撮影の課題】
どの撮影においても、撮影は絶望的に面倒です。まず面倒なのは

ピント合わせです。

超マクロ域においては、ピントはフォーカスリングで合わせるのでなく、レンズの前後の移動でコントロールします。
しかも、ピント面は極めて浅いため、前後にちょっと手振れするだけで、ピントがずれてしまい、手持ちで撮るなんてことはほとんどできません。

ですので通常は被写体をしっかり固定した上で、フォーカシングレールなどにカメラまたはレンズを設置して、レール上でカメラまたはレンズを微妙に前後することでピントを合わせます。

なおMP-E65mmではフォーカスリングは、回すことで被写体との距離が変わるため、倍率が変わります。つまりフォーカスリングが倍率を決定するためのものになります(実際、レンズには倍率の目盛りがついて、フォーカスリングを回すと倍率を指します)。

要するに結構面倒です。

そうしてもう一つ厄介なのが

照明

ですね。通常の超マクロ域撮影ではワーキングディスタンスが極端に短いため、一般的な撮影で使われる照明、フラッシュではレンズ自身の影になって被写体にその光がほとんど届かないため、被写体に近いレンズ面に取り付けるマクロ用のリングフラッシュを使用します。

しかしフラッシュの場合、シャッターを押さないと光らないので、ピントを合わせる際には別の(フラッシュに内蔵の)モデリングランプを使います。
これも面倒なので、最近ではピント合わせ時も明るく照らされる、LEDを利用した定常光のマクロライトも増えてきました。
参考:Godox、LED48個使用の一眼レフ用リングライト

【安原製作所のLED付き5倍マクロレンズ「NANOHA」】
長くなりました、NEXで超マクロ
↓こんな↓レンズがあるそうです。
(なお執筆時点で筆者は当レンズを所有していません、使用経験もありませんので、参考記事に基づく記述になります)


安原製作所LED付き5倍マクロレンズ「NANOHA」(なのは)
安原製作所のLED付き5倍マクロレンズ「NANOHA」(なのは)
http://www.yasuhara.co.jp/nanoha/index.htmlより
安原製作所LED付き5倍マクロレンズ「NANOHA」(なのは)

製品名 NANOHAx5(E)
レンズマウント Eマウント用
大きさ 直径64mm 長さ86mm(マウント面から照明ユニット先端まで)
重量 約360g(照明ユニットを含む)
撮影倍率 5倍から4倍
開放F値 F11(11、16、22、32に設定可能)
マウント電気接点 なし(カメラを「レンズなしレリーズ可」に設定して撮影)
レンズ構成 7群10枚

安原製作所LED付き5倍マクロレンズ「NANOHA」(なのは)

MP-E65との大きな違いは
・LED照明内蔵
面倒な照明のセッティングがラク!(多分)
ただしカメラから電源は取れないようで、別途USB電源を確保する必要がある。

・ターゲットホルダで被写体をピント面に固定できる
面倒なピント合わせとそのためのセッティングがラク!(かもしれない)

・安い! 軽い!
MP-E65の定価138,000円、価格.comでの最安値が97,834円(執筆時点)に対し
直販価格47,000円!送料込み(執筆時点)

しかも
・NEX(Eマウント)で使える!


ちなみに開放F値MP-E65のf/2.8とNANOHAのf/11随分違うようですが、
超マクロ領域においてF2.8って言っても、ほとんど意味を持ちません。
露出決定においても超マクロ域には露出倍数というのがあって、MP-E65mmの5倍時の開放時実効F値はf/16位だそうです(だからこそピント合わせに照明が必要)。

とういうわけで、ニーズがある人にはかなり魅力的!
個人的にもこれは買ってみたいです!
マイクロフォーサーズ用もあるそうです。

製品ページ:
http://www.yasuhara.co.jp/nanoha/index.html

参考:デジカメWatchによる紹介記事「安原製作所のLED付き5倍マクロレンズ「NANOHA」(なのは)を試す〜マイクロフォーサーズマウントで体験 」
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/20110527_448563.html

なおマクロの撮影については糸崎公朗さんの記事が大変参考になります。
デジカメWatch切り貼りデジカメ実験室「【第5回】高倍率マクロ撮影のための最小システムを考える」
posted by 曽我五郎 at 01:28| Comment(0) | TrackBack(0) | レンズ

2011年09月27日

Arsat F2.8/20mm NEX Eマウント版ティルト・シフトレンズ

ティルト・シフト撮影
大判カメラの蛇腹構造ではごく一般的なこの機能も、35mm版だとかなり特殊な撮影ではなかったかと思います。

・ティルト
ティルトはピント面を傾ける機能です。
被写体に対して逆向きにピント面を傾けるティルト機能を使ったジオラマ風写真は流行りましたね。

あと、料理の撮影などでテーブルの手前から奥まで俯瞰するような斜めの面に対して全体にピントを合わせたいときに活躍します。物撮りでも俯瞰構図で全体にピントを合わせるためにごく一般的に使われます。

・シフト
で、私が今したいのはシフト機能を使った建築物の撮影です。
シフト機能はレンズを撮像面と平行にずらすことで、先すぼまりになりがちな建築物を、フラットに見せてくれるわけです。

シフト撮影は、フォトショップなどの後処理でも補正できますし、一般の撮影では、そもそも建築物の迫力とか遠近感を強調したい場合のほうが多いので、シフト機能の方は一般にはあまり人気がないようです。
(ただし、画像処理ではピント面をずらすことはできないので、一面にピントがあうようにはできないはず。)

シフトレンズ
また、このシフト機能を実現する方法として一般には
・キヤノンのTS-Eシリーズ(旧TSシリーズ, Tilt-Shift)
・ニコンのPC-Eシリーズ(旧PCシリーズ, Perspective Control)
などのレンズを購入するわけですが、どちらも定価20万を超える高価なレンズです。
ちなみにこれらのレンズ(型番にEのついている新しいほう)は電磁絞りですので、マウントアダプタ経由で使えますが、基本的に絞り調整ができません。(追記:現在はMetabonesなどからEFマウント用の電子接点連動型アダプタがありますので、そちらでは絞りが変えられますね)

長い間ニコンにはティルト・シフト両用レンズがラインナップになかったので、
このレンズが使いがために、キヤノンを使っている、というプロは結構いるようでした。
それだけ有り難い機能なわけです。

そして、もう一つはシフト機能付きマウントアダプタというのが、KIPONからNikonレンズ-NEXマウント用には出ています。
(ティルト機能は、EFレンズ向けにもあります、またティルトとシフトが両方できるアダプタは無いようです)

今回ご紹介するのはウクライナ・キエフのアルセナール社製のEマウントのティルト・シフトレンズ。
Arsat F2.8/20mm NEX Eマウント版ティルト・シフトレンズ
どこにリンク貼っていいかわからないのですが、他に見つからないので、とりあえずeBayのサイトに...↓
http://www.ebay.com/itm/130585125200
Arsat F2.8/20mm

同様のレンズで焦点距離の違うものは他にARAXのサイト
http://araxfoto.com/lenses/
にありますが、建築ということだとできるだけ広角が望まれると思いますので、APS-C画角ということも考えると、この20mmということになるかと思います。

特徴は
1. 安い(キヤノン・ニコンに比べてだけど) $495
2. Eマウント


写りの方は、写真を乗っけてくれている素晴らしい先人がいましたので、こちらでチェックしましょう!!Waldo Posthさんのflickr
http://www.flickr.com/photos/waldo_posth/sets/72157626929946813/with/5874800494/
うーん、ちょっと歪があるようですね(6枚目)。肝心の建築写真には厳しいかも...

dpreview掲示板 http://forums.dpreview.com/forums/readflat.asp?forum=1042&message=38328151 より
以下なんちゃって訳
NEX用ARSAT 20mm/F2.8ティルトシフトレンズは、見ての通り、古いニコンの広角レンズの設計をベースにしている(なおティルトシフト機構のないタダのARSAT 20mm/F2.8は市場に何年も前から出回っているし、Flickr上には専用のグループができている)。

私はこのレンズを今一ヶ月くらい使ったところだが、結果には少々混乱している。
もともとこのレンズに完璧さを期待したわけではないが、非常にイライラするのはシフトの中間域において樽型の歪みと糸巻き歪みのコンビネーションが発生することだ。
私はこれをPhotoshopで直すのに本当に困っている(誰かいいアイデアない?)。
そして一番厄介なのは、建築写真でいうところのカバリエ投影図=高いビルの前に立って垂直線を補正する、そういう写真を撮る時だ。

それから、シフトの中間位まではこのレンズは結構使える。またこのレンズはあまりシャープとは言えないが、それでもF8からは実用的になる。
また下のリンクのflickr上にこのレンズで撮った写真をおいたので見て欲しい。

それにしてもレンズメーカが何年もAPS-C専用のティルトシフトレンズを作って来なかったのは残念なことだ(もちろんNikonやCanonのフルサイズ用のレンズを選ぶこともできるが、私には高すぎる)。
そう、このパースを体験できるレンズはARSATが最初なのだ。そして最後にならないことを祈る。
http://www.flickr.com/photos/waldo_posth/5874803186/
http://www.flickr.com/photos/waldo_posth/5874800494/
http://www.flickr.com/photos/waldo_posth/5874802088/
http://www.flickr.com/photos/waldo_posth/5874801294/
http://www.flickr.com/photos/waldo_posth/5874241339/
http://www.flickr.com/photos/waldo_posth/5967227107
Waldo


The ARSAT F2,8/20mm T-S for Nex is - as it seems - based on an older Nikon wide angle design (there is a Flickr group dedicated to the ARSAT 20mm without T-S mechanism, a lens which obviously has been on the market for years). I have been using the lens now for about a month or so with mixed results. I did not except the lens to work flawlessly but what really bothers me is the combination of barrel and pincushion distortion from mid-shift on. I have really trouble to correct this in PS (any ideas?). So most troublesome is taking photos from what architectural photography calls "cavalier perspective" - you stand in front of a high building and you try to correct the vertical lines. Up to mid-shift position the lens is quite usable. It is not very sharp, but from F8 on it is, again, usable. Below are some links to photos I took with the lens (and additional comments) on Flickr.

It is a shame that in years none of the major lens producers has come up with a T-S design that is dedicated to APS-C (or M43) sensor sizes (you could, of course, be serious, go full format and buy a Nikon 24mm T-S or even a Canon 17mm T-S lens - out of range for me!)! Seen from this perspective the ARSAT is a first - but hopefully not the last!
Waldo

http://www.flickr.com/photos/waldo_posth/5874803186/
http://www.flickr.com/photos/waldo_posth/5874800494/
http://www.flickr.com/photos/waldo_posth/5874802088/
http://www.flickr.com/photos/waldo_posth/5874801294/
http://www.flickr.com/photos/waldo_posth/5874241339/
http://www.flickr.com/photos/waldo_posth/5967227107/
posted by 曽我五郎 at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | レンズ

2011年09月21日

NOKTOR 50mm f/0.95 NEX Eマウント版「開放ではソフトな描写で扱いが難しいレンズ」(Steve Huff氏STEVEHUFFPHOTO.COM)

NoktorというナゾのブランドからNEX向けに50mm f0.95というレンズが出るというニュースをデジカメWatchでみました。f/0.95という明るさに、暗所撮影の多い単焦点バカとしては色めきだったのです。
それで、いったいどんなレンズなのか検索してみたら、すぐにSteve Huff氏のレビューが見つかりました。

Steve Huff:Testing the Noktor 50 f/0.95 for Sony E Mount with the new NEX- C3
注:このレビューでは以前同氏がレビューしたマイクロ・フォーサーズ(M4/3)版との比較が出てきますが、これは現行モデルのM4/3版のことではないので、単に旧モデルとご理解いただくのがよいかと思います。
[要約]



・はじめに
以前M4/3用のNOKTORのレビューを書いたのを覚えている方がいらっしゃるかもしれない。
その時はひどくソフトな描写で、コントラストもとても低く、色も冴えない。なんとか結婚式での写真をOlympus E-P2で撮ったが、その日使っただけでもう私向きのレンズとは言えなかった。
"Some of you probably remember that I was the 1st in the world to review the Noktor 50mm Hyperprime for Micro 4/3. I was also the first to say I didn’t care for it. It was OK for what it was, but it was very soft, very low contrast, and the colors were not so hot. I did manage to get some decent shots at a wedding with it attached to an Olympus E-P2 but at the end of the day, the lens just was not for me."

そのレビューの後すぐ、NOKTORは一時なくなってしまったようだが、しばらくしてSLR Magic社が買い取って新しくなった。
"Shortly after that review Noktor seems to have disapeared and then later resurfaced when SLR Magic bought them out."
そして今回、デザインを改良し、生産工場を完全に変えて、NEX Eマウント版として再登場となったわけだ。
"SLR Magic made a few tweaks to the lens design and started manufacture of the lens in a totally different factory, and then they released it for the Sony E mount."

今回はラスベガスで一日、ごく簡単な撮影テストをしてみた。

・作り、操作感 FIT AND FINISH
作り、見た目は、文句ない。
"I have NO COMPLAINTS on the build or look/feel."

・実力 PERFORMANCE
旧M4/3版は、開放で全くシャープではなかった。多少絞ったり、きっちりピントを追い込めば多少は良くなるかもしれないが、それでもピーキングを使ったり、さっと撮ったり、開放で扱うといったことが非常に難しかった。
"Well, this lens is NOT really that sharp when wide open. It CAN be a teeny bit sharp if you nail the focus, or if you stop it down to 1.4 but using focus peaking, shooting quick, and shooting wide open was a HUGE challenge."
NEX-C3ではコントラストの山を表示するピーキング機能があるので、随分と楽になったが、それでも開放ではこのレンズの描写は間違いなくソフトだ。$1000かそこらの超大口径レンズに多くを期待してはいけない。
"It works very well. BUT as I already stated the Noktor lens itself IS INDEED a somewhat soft lens when shot wide open. I mean, it is a f/0.95 50mm for around $1000 so we can not expect miracles."

▼開放で、少し離れて、NEX-C3のピーキング機能で撮影。幻想的で、クリーミーな描写。色は結構よいように見える、以前使ったM4/3版よりよくなった。
"Shot wide open and from a distance using the Focus Peaking of the NEX-C3 – The Noktor gives you the dreamy creamy look. Color does seem pretty good, and better than what I got on the M4/3 version over a year ago."
http://www.stevehuffphoto.com/wp-content/uploads/2011/08/80snok.jpg


▼集中すれば良い結果を得られかもしれない。この例では、色が少し飽和して、濃くなっている。
"You can get good results if you concentrate. Again, the colors are saturated and bold here. Wide open, click for larger."
http://www.stevehuffphoto.com/wp-content/uploads/2011/08/cutenok.jpg


旧M4/3版に比べれば、色もコントラストも良くなっている。それでも、なおこのレンズは扱いが難しいと言える。今回撮影した多くのショットが、ソフトでピントがぼけたものになってしまった。撮ったときはきっちり撮ったつもりでも、改めてチェックして見るとちょっとボケているのだ。このレンズはやはり街撮りや夜の開放での撮影は難しい。
もちろん、どんな大口径レンズでも夜撮るのは難しい。これはf/0.95なのだ。
"The color is better and the contrast is better. Period. STILL, this lens is a challenge to use. MANY shots that I took WERE soft and out of focus so I did not always nail it. I thought I did when shooting but when I looked back there were many that were just a bit off. So yes, this lens can be a challenge if you are shooting street, wide open at night! Hell, ANY fast lens is a challenge at night! This IS f/0.95!"

作りも素晴らしい、持った感じも最高、大口径f/0.95だ。しかし開放では間違いなくソフトな描写だし、NEXで常に良い結果を得ようとするのは、かなり難しいだろう。
そして幻想的でクリーミーな描写は好みが別れるだろう。やや高価で、やや大きいが、NEXではVoigtlander 50mm f/1.1+アダプターと言う選択肢もある。その場合はもう少しシャープで、もう少し正確な描写が得られるだろう。
どちらを選ぶかはあなたの求めているもの次第だ。
"The build is great, the feel is great, it’s a fast 0.95 aperture lens BUT it IS SOFT wide open. It IS a challenge to shoot on the NEX and always get good results. It DOES have a dreamy creamy look, and you will either like it or you will not. So it is up to you as to what you are looking for."

Steve Huff氏のサイトに他にもサンプルがありますので、そちらをぜひご覧下さい。


要するに開放ではかなりソフト。街撮りではピント合わせも難しい。
ということだそうです。
私個人としては、ポートレートがほとんどなので、多少ソフトでもいいのですが、ちょっとこの描写は考えちゃいますね。
何が何でも明るいレンズ!という方に...
後のレビューでライカLeica 50 Summilux ASPH 1.4と絞り1.4同士でのの比較があるのですが、1.4に絞っても個人的にはちょっと厳しいかなぁ...APS-C用でこの明るさでは軽くていいんですけどね。



http://www.slrmagic.jp/products/noktor/より
品名 NOKTOR HyperPrime 50mm f/0.95
焦点距離 50mm
絞り値 f0.95 – f16
フォーカス マニュアルフォーカス
最短撮影距離 0.6m
レンズ構成 7群8枚
絞り羽根 8枚
重さ 490g
マウント マイクロフォーサーズ、ソニー Eマウント
フィルター径 62mm
付属品 フロントキャッップ、リアキャップ、クイックガイド付き
製造国 レンズエレメントは日本製、本体の組み立ては香港
定価 99,800円


製品情報:NOKTOR HyperPrime 50mm f/0.95
http://www.slrmagic.jp/products/noktor

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NOKTOR HyperPrime 50mm f/0.95(アフィリエイトになっています。)


参考:八雲(YAKUMO)大口径F0.95単焦点レンズ(C-mount)
http://www.uniel-denshi.co.jp/CCTV-LENSES/YAKUMO/YMV5095.html
posted by 曽我五郎 at 03:31| Comment(0) | TrackBack(0) | レンズ