2016年11月27日

メモ:Metabones電子アダプターグリーンモードとアドバンストモードの違い

Metabonesのアダプターのファームウェアをアップデートしたところ、GreenモードとAdavancedモードの設定の選択肢がアップデートプログラム中に出てきました。Metabonesのサイトより改めてモードの違いを理解してみました。

すごく大雑把に言えば
像面位相差AF対応モデル(初代α7除く)はグリーンモード
そうでないモデルはアドバンストモード
がいいみたいです。

EF-Eスピードブースターウルトラ, EF-Eスピードブースター, EF-EスマートアダプターII,III,IVでは二つの異なる操作モードがあり、それぞれ異なった特徴を持ちます。どちらの操作モードを使うかはレンズのマウント時に選ぶことができます。

A6300, A6500, A7 Mark II or A7R Mark IIを利用した場合(注:2016/11時点、おそらくこれ以降に発売の像面位相差AFが可能なα製品も同様と思われる)
グリーンモードアドバンストモード
高速な位相差検知式AF高速なコントラスト検知式AF、ただしグリーンモードにおける位相差検知式AFのような速度・精度はありません。
事実上すべてのAFレンズと非常に高い互換性を持ちます。
ほとんどのレンズでAF可能ですがグリーンモードほど広い範囲での互換性はありません。
瞳検知式AF機能は対応しません。瞳AFが利用可能です。
動画撮影時だけでなくスチル撮影でもAF-Cは高い性能を発揮します。AF-Cは十分な速度と精度を発揮できない可能性が高く、レンズによっては過度のAF動作が発生します。その場合はAF-SやDMFを利用ください。
センサー上のすべての位相差AFエリアが利用可能です。ただし周縁部や4隅のAFポイントではロックが難しい場合もあります。位相差検知AFエリアは中央部に限られますが、周縁部や4隅のAFポイントにおいてはコントラスト検知式のAFが画面全体に機能するのでより信頼性が高いといえます。
望遠レンズにおいては、理想的な条件でない場合(十分な光量でない、コントラストが低い、細かいフォーカスポイントの調整が必要など)、AFのロックが難しい場合があります。望遠レンズにおいても、条件にかかわらず一定のAF性能は発揮しますが、理想的な条件であっても決して速くはありません。
特に正しい設定というものがあるわけではありませんが、ユーザのフィードバックによると多くのA6300/A6500/A7 Mark II/A7R Mark II ユーザはグリーンモードを利用する傾向にあります。瞳AFなどの特殊なAFを使う場合や望遠レンズにおいて周縁部のAFをより安定的に使いたい場合に、遅いAFとAF-Sモードでの利用が受容可能と考えるならアドバンスモードをご利用ください。

A6300, A6500, A7 Mark II and A7R Mark II以外のカメラの場合(2016/11時点)
グリーンモードアドバンストモード
遅いコントラスト検知式AF高速なコントラスト検知式AF
AF-C非対応AF-Cは十分な速度と精度を発揮できない可能性が高く、レンズによっては過度のAF動作が発生する場合があり、その場合はAF-SやDMFをお勧めします。
FSシリーズ、VGシリーズにて自動絞り非対応FSシリーズ、VGシリーズにて自動絞り対応
絞り開放ボタン非対応マニュアルフォーカスしやすいよう、アダプタにある絞り開放ボタンを押すとレンズの絞りが開放になります。
A6300, A6500, A7 Mark II and A7R Mark II以外のユーザはアドバンストモードの利用をお勧めいたします。

上記以外の特徴
グリーンモードアドバンストモード
LA-EA1、LA-EA3といったアダプターをエミュレートします。できる限り”素の”Eマウントレンズをエミュレートします。
ビデオAFは常に低速のコントラスト検知式AFで、シャッターボタンを半押しする必要があります。継続的なAFが可能ですが、十分な性能を発揮できないレンズもあります。モーターのノイズを内蔵マイクが拾ってしまう可能性が高く、ビデオ撮影では外部マイクを適切な位置に設置する必要があります。
一部の機能に対応していません。DMF
瞳AF(A7シリーズ、A6300のみ)
ズーム位置表示(NEX-5R/6/VG20以降の機種)
距離表示(A7シリーズ、A6300、カムコーダーのみ、ただし距離情報の取得できるレンズとの組み合わせ)
自動拡大表示(距離情報の取得できるレンズにて)
シャッターを切ったときに絞りが初めて動作します。絞りダイヤルを回せば絞りが反応します。(ライブビュー設定で「設定効果反映」の場合)
絞りの動作は最小限頻繁な絞り動作が発生し、絞り音が気になる場合があります。
開放絞り値がズームによって変わるレンズにおいては、ズーム時に絞り値は変わりますが絞り羽そのものの開きは一定のままになります。
例えば、F4〜F5.6のレンズで広角端でF8に設定したとき望遠端にズームするにしたがって、絞り値はF11に近づいていきます。
開放絞り値がズームによって変わるレンズにおいては、絞り値が一定になるように絞り羽が動作します。
例えば、F4〜F5.6のレンズで広角端でF8に設定したとき度の望遠域にズームしても絞り値はF8を維持しますが、望遠域に行くにしたがって絞り羽は開いていきます。
電力消費は少ない電力消費が大きい
グリーンモードにおいては、絞りの動作を減らすことで電池消費を抑えています。シャッターボタンを押すまで、または録画開始ボタンを押すまで絞りは動作しません。シャッターボタンを半押しするまで、もしくは録画が開始するまで、手振れ補正は機能しません。

グリーンモードはスマートアダプターII,IIIとオリジナルスピードブースターではデフォルトとなっています。オリジナルのスマートアダプターではアドバンスモードのみサポートされています。

操作モードの切り替え方法
一時的なモード切り替え
カメラ本体の電源を入れた後、以下のいずれかの方法でもう一方のモードに切り替えます。

a.まずアダプターをカメラ本体に取り付け、その後アダプターの絞り開放/カスタムファンクション(“WO/CG”)ボタンを押しながら、レンズをアダプターに取り付けます。
b.まずレンズをアダプターに取り付け、その後アダプターの絞り開放/カスタムファンクション(“WO/CG”)ボタンを押しながら、アダプターをカメラ本体に取り付けます。

アダプタかレンズを外した時、モードはデフォルト値にリセットされます。

デフォルトモードの切り替え
  1. レンズのついていない状態でカメラ本体の電源を入れます。
  2. WO/CFボタンを押したままレンズを取り付けます。
  3. WO/CFボタンを押したままカメラ本体のスイッチを切ります。

再びデフォルトモードをアドバンストモードに戻すにはこの操作を繰り返します。

Mark I,II,IIIおよびオリジナルスピードブースターでは、この切り替えを10回まで行うことができ、その後は一時的なモード変更しかできませんが、ファームウェアを更新するとこの制限は元に戻ります。MarkIVとスピードブースターウルトラではこの制限はありません。

Win/Macアプリケーションによるデフォルトモードの設定方法
マークIVおよびスピードブースターウルトラではWin/Mac用アプリケーションを利用してデフォルトモードの切り替えが可能です。(2016/11/4以降のファームウェアにて)
マークI,II,IIIおよびオリジナルのスピードブースターは対応していません。
Metabonesのサイトよりファームウェア更新のアプリケーションをダウンロードします。対応するアダプタのSupport/Downloadページからダウンロード可能です。
アプリケーションを起動し、画面の指示に従ってください。
A7RIIより新しいカメラとA7IIより古いカメラのそれぞれにデフォルト設定を分けて設定できます。
posted by 曽我五郎 at 02:20| Comment(0) | TrackBack(0) | マウントアダプター

2016年11月19日

(トラブル報告の追記あり)Fotodiox NIKONレンズ-Sony Eマウントボディ用電子アダプタ

追記:カメラ本体が壊れるトラブルが報告されています。(Commliteも同様かはわかりません)
個体の問題かもわかりません。この手のアダプタは何らかのトラブルがあるものだとは思いますのでどうか自己責任でご利用ください。


ニコンのカメラを使っていないのであまり興味がなかったのですが、
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDというレンズ、画描、明るさの面で今の利用シーンに一番フィットするので、気になっております。
このレンズは電磁絞り仕様で現状はCommliteの電子アダプタでは対応しているとかいないとか...
参考:価格.com「無印7でAF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDを使うには?2016/07/30 05:05」

そんな中、FotodioxよりNikon FマウントーSony Eマウントボディ用の電子アダプタが発表されておりました。
nikg-snye-fusion-01_large[1].jpg

NikonのFマウントの種類や互換性に詳しくないのでわかりませんが、こちらはどうなんでしょうね?

Fotodiox FUSION Smart AF Adapter, Nikon G-Mount AF-I / AF-S Lens to Sony E-Mount Mirrorless Camera Adapter with Full Automated Functions
特徴:
• 絞り制御によりNikon AF-I・AF-Sレンズのプログラムオート、絞り優先モードがソニー製カメラで使用可能。
• Nikon AF-I・AF-SレンズのEXIFデータを記録可能。
• Nikon AF-I・AF-Sレンズで高速/低速モードのAFが利用可能。
• VR対応レンズであれば手振れ補正の制御が可能。
• 電子化されていない古いNikon Fマウントレンズと互換性あり。
• Nikonレンズの無限遠保証。
• アルミ製。三脚座付き。
互換性のあるカメラ:
Sony Alpha E-mount Cameras:
Sony Alpha α7, α7R, α7S, α7 II, α7R II, α7S II
Sony Alpha α3000, α5000, α6000, α3500, α5100, αQX1, PXW-FS7
Sony NEX-3, NEX-5, NEX-C3, NEX-5N, NEX-7, NEX-F3, NEX-5R, ,NEX-6
Sony NEX-VG10, NEX-VG20, NEX-VG30, NEX-VG900, NEX-FS100, NEX-FS700, NEX-EA50

11/18 現在$369.95だそうです。

あ、Yout Tubeのコメントによると「FUSION(製品名)はCommliteとの提携により製作している。ファームウェアは最新のものだ」そうです。
"Hi Brian, we partnered with Commlite to create our FUSION adapter. Ours includes the most current firmware."


またPCマガジンAF-S Nikkor 105mm f/1.4E EDとシグマ150-600mm f/5-6.3 DG OS HSM Contemporaryでテストしたが、オートフォーカスについてはどちらもよく機能した。唯一の問題は、シグマのレンズの望遠端で薄暗い状況で発生した」とありましたのでNikon 105mm f1.4は大きな問題なく使えそうです。
"I tested the adapter with the AF-S Nikkor 105mm f/1.4E ED and the Sigma 150-600mm f/5-6.3 DG OS HSM Contemporary. Both performed quite well in terms of autofocus, with my only issue appearing when trying to use the Sigma at the telephoto end in dim light"

posted by 曽我五郎 at 03:10| Comment(0) | TrackBack(0) | マウントアダプター

2015年10月08日

α7RIIで結構速くなった気がするMetabones V0.45

Metabonesもα7RIIでの位相差AFが速くなったようです。
ってか、本当になんか速くなったような気がする...

追記:EF85mmF1.2がメインですが中央だけは普通に使えてます。AFってこんなに快適だったんだ...と改めて実感。中央以外はなぜかイマイチな感じですね、自分の場合。
metabones.png
Name: Firmware update V0.45 for EF-E Smart AdapterTM MARK IV and EF-E Speed BoosterTM ULTRA
Release date: 6 Oct 2015
Benefits and improvements:
A7RII PDAF speed improvement for some wide angle, normal and medium telephoto lenses on A7RII (一部広角、標準、中望遠レンズでのα7RIIの位相差検知式AFの改善)
Fixed an intermittent overexposure issue on A7RII (α7RIIで間欠的に露出オーバーになる問題の改修)
Fixed an intermittent start-up issue on A7S (α7RIIで間欠的に起動時に発生する問題の改修)
Stability improvement (安定性の改修)

さて、この奥ゆかしいバージョンはいつ1.0になるのでしょうか?
posted by 曽我五郎 at 02:49| Comment(0) | TrackBack(0) | マウントアダプター

2015年09月22日

旧機種でも爆速らしいEF-αマウントアダプターTechart EOS-NEX III / DEO Saker Falcon Lite

Techart EOS-NEX III(= DEO Saker Falcon Lite)が発売されています。日本の代理店と思われる焦点工房の扱いは準備中とのこと。9.29 発売されました。
このアダプターは下記アドバンスモードにてどうやら純正レンズ並みの比較的速いコントラストAFが使えるようです。

Deotech Saker Falcon

Deotech Saker Falcon

▼nor(NORMAL)ベーシックモード fn=(FUNCTION)アドバンストモード
以下引用
"ベーシックモードはLA-EA1やLA-EA3に相当する、AFは遅く不正確なモード。シンプルなコードで実装できるため市場に出ている一般的なアダプタはこの実装が用いられている。このモードはα7RIIでは位相差検知式AFとAF-Cが使えるため、α7RIIにおいてはこちらのモードの使用が奨められる。

アドバンストモードはこの手のアダプターでは初めて、純正のFEレンズと同等の機能を実現するモード。純正のレンズと同様、AF-C, AF-A, DMF, ビデオでのAFが使える。複雑で難しい処理をしているが、速く正確なAFが実現できる。
第一世代のアダプタに比べて3倍のAFスピードを実現。α7、α7II、α6000、α5100ではこちらがお奨め!
なおこのモードではα7RIIでAF-Sで撮影したとしてもAFはコントラスト検知式になり、パフォーマンスはベーシックモードほど良いわけではない。"

Deotech Saker Falcon nor(NORMAL)ベーシックモード fn=(FUNCTION)アドバンストモード

上記を読む限りはα7RII以外では使い勝手がかなり改善されているようですね。もちろんα7RIIでも純正レンズと同じシューティングモードが使えるので使い勝手はよくなると思いますが、ベーシックモードによる位相差検知式AFを使うことが多いと思いますのであまり大きなメリットにはならないかもしれません。

2015年9月24日 ViltroxのアダプタとSaker Falconのアドバンスモードの比較映像がありました。はじめがViltrox、後がSaker Falconのアドバンストモードだそうです。
これだけで判断するのは難しいですが、なにやら期待できそう...
posted by 曽我五郎 at 01:57| Comment(0) | TrackBack(0) | マウントアダプター

2015年08月13日

メモ:Sonyα7RIIとCanon EFレンズでオートフォーカス(Metabones/KIPONのアダプターでちょびっと試して...)

Sony α7RIIとCanon EFレンズのオートフォーカス
マウントアダプター経由でも位相差検知AFが使えるようになったというα7RIIをMetabones/KIPONのアダプターでAFを使ってみた。
- EF85mm F1.2L II USM:もともと遅いということもあり、全く速くない。
- EF40mm F2.8 STM:使えないことはない。
- SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art:まあまあ使える。しかしMetabones firmware V0.41では不安定(数回撮影後AFが効かなくなる)。不思議なことにV0.40だと問題なく使える。(9.22更新 V0.43で解消しています)

このわずかな例からは、Canon DSLR機ほど速いという印象は今のところ全くないが、今までのAFを全く使おうと思えなかったレベルからは脱出できたかもしれない。またα7RIIそのものは総じて素晴らしい印象(特に画について)。操作性も第一世代からはずいぶんよくなった。
追記:V0.45、EF85F1.2 IIで普段撮影していますが、AFポイント中央部においてはかなり普通に使えています。

そのうちいろいろなレンズで使ってみる予定。しかし次第にSonyのレンズが充実してきたこととCanonのボディの稼働が極端に減ってきたので、Canonのレンズと併用するメリットが薄れてきている(Canonさんもっと焦って下さい)。
追記:Metabonesに問い合わせたところ、α7RIIの検証は来週からとのこと。ファームアップでの改修に期待。
なお、現時点でMetabonesはα7RII対応を特に謳ってはいないので動作しなくても文句は言えない。(9.22更新 V0.43でα7RII対応しています)

いつのまにかMetabonesのSmartAdapterは内面反射を抑えたTモデルが発売になり、既存品はディスコン。上記V0.41はTモデルで検証。
Mark4VS4T_S[1].jpg
posted by 曽我五郎 at 03:48| Comment(5) | TrackBack(0) | マウントアダプター

メモ:爆速?KIPON EF-M4/3アダプターちょびっと試写

KIPON EF-M4/3アダプター
爆速と言われるKIPONのEFレンズ-m4/3用AFアダプターPanasonic DMC-GX7SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Artで試用。
この組み合わせでは爆速というまでは至らず、またAFが合ったり、合わなかったり。動作もやや不安定(ただしこの手のアダプタとしてはむしろ安定している)。結果としてMFで使うほうがはるかに快適。
STMモデルとの相性がいいようなので、試した組み合わせがよくなかったかも...というよりそもそもかなり限られた組み合わせでの話なので...

個人的にはレデューサ付きモデルがあれば欲しいと思ったが、フルサイズミラーレスが一般的になった今M4/3であえてレデューサをつけてまでCanonのレンズを使うよりは、望遠効果を活かした使い方のほうが適材適所なのかもしれない。
またファームウェアの公開の場所については検討中とのこと。
追記:焦点工房のページにてVer.2.4 (2015.8.1)が公開されていました。

なお発売当初AFが使えなかったm4/3用Metaboesのアダプターも最新ファームでAF対応らしい。
posted by 曽我五郎 at 03:47| Comment(0) | TrackBack(0) | マウントアダプター

2015年07月02日

α7/NEXでCanon EFレンズを使うには(マウントアダプターまとめ) まとめ:α7/NEXでCanon EFレンズを使うには

CanonのEFレンズをSony α7シリーズで使うには...
自分のためですが検索にいらっしゃる方も多いので勝手に整理しました。

IMG_5605.jpg
左から1.素のアダプタ、2.絞り付アダプタ、3.電子接点付アダプタ(FF非対応)。すみません、これらは本稿ではいずれもおススメしないのであります。

【Point 1】電子式かどうか

世の中のCanonのEFレンズ用アダプタには電子接点のあるものとないものがある。
電子接点がないアダプタだと以下のようなデメリットがある。
・絞りが変えられない
(EFレンズは電磁駆動の絞りのため)
絞りをアダプタに内蔵するもの(上記写真2.絞り付アダプタ)もありますが、明るいレンズの開放は蹴られます。

・自動露出(絞り優先以外)もオートフォーカスも手ぶれ補正もできない

・マニュアルでもフォーカスが出来ないレンズもある(EF85F1.2LUSMIIやEF40mmF2.8STMなどフォーカスリングが電子式のもの)

これはCanonのEFレンズが完全電子制御式であることによるところが大きい。
(NikonやPentax, Sonyなど他社一眼レフは絞りやAFなどについて機械制御式もしくは併用であるものがほとんどで、絞りをコントロールするレバーや本体からレンズを駆動するための仕組みがレンズに備わっている)

逆に電子接点のあるタイプだと上記の問題が解決し
・P/A/SモードなどのAEが可能
・多くの場合AFやISがそれなりに可能
ただしAFは期待できるものではなく、MFの方が速いレベル。
(ここは繰り返しますが、AFは期待しないほうがいいと思います。動体を撮るのでなければ多くの場合液晶の拡大表示によるマニュアルフォーカスは意外と苦にならないことに気が付きますし、AEが使えExifが残る電子式のメリットは絶大と思います。)

このため、キヤノンのEFレンズの場合は電子式アダプタが基本であり、以下は電子式のみの話となる。

【Point 2】ファームウェアをアップデートできるか、されてるか?


これがなぜ重要かというと一般的に電子式アダプタはかなり互換性がセンシティブ(ありていに言えばすごく不安定)で、使えるレンズやボディに制約を受けるものが多い。また一応使えるはず組み合わせであっても機能や動作上の制約を受けることがある(例えばマニュアルフォーカスアシストできないとか)。さらに言えば、特定の条件で挙動が不安定になるものもある。

つまり(互換性リストを見ても)使えると思ったはずの組み合わせが思いのほか使えなかったり、アダプタ購入後今まで使っていた組み合わせで問題がなかったとしても新しいレンズやボディを購入し自分のシステムに組み込んだ場合、使えなくなることがある。

例えば、α7IIのように今までなかった手ぶれ補正などの機能が追加された場合、さも当然のように正常に機能することを期待することはなかなかできない。
参考:CANON EF SMART ADAPTER COMPATIBILITY GUIDE FOR SONY E-MOUNT CAMERASこの例では従来製品ではレンズ側のISを使うか本体側のISを使うかの機能の切り替えが有効にできない。

これを解決するのは、使える商品を買い直すか、ファームアップに期待するしかない。後者については多くの場合海外製でサポート窓口を日本に持っておらず、自前でファームアップができる機能(と実際にファームウェアが継続的にバージョンアップされること)があることが重要である。

実際自分はα7Sを購入した際、既存製品では一部の機能が使えなかったが、何度かファームアップの後、約半年してようやく問題が解決した(サポートに解決を依頼)。それでもこの手の製品としてはかなり小さい問題といえるし、かつ問題の少ない部類といえる。
参考:α7SとMetabonesのアダプター(Mark IV)で不具合? Canon EF Lens to Sony NEX Smart Adapter (Mark IV)

一般にファームアップの機能の付いたものは値段が高いので、安いものを買い直すのと値段は変らないように見えるかもしれない。しかし安い機種は一般にそうファームアップやモデルチェンジを行わない/行っているかわからないので、買い替えるにしてもどれに買い替えればいいのかが見つからないなど解決を期待することが必ずしも簡単でないことが想像される(例えば現時点で手ぶれ補正切り替えに対応しているアダプタがあるのかないのかわからないし、あったとして実際届くのが対応バージョンなのか?)。

【Point 3】フルフレーム(FF)対応か?
旧型モデルの場合、フルフレーム(フルサイズ)に対応していないものがあるので要注意。
また逆にAPS-Cのボディ向けにはフォーカルレデューサというレンズが内蔵されているものがあり、APS-Cボディーでフルサイズのレンズをフルサイズに近い画角(+一段の明るさ)で使えるものがある。(MetabonesのSpeedBooster ULTRAとKiponのBAVEYES ×0.7)
レデューサの光学性能は製品ごとにかなりバラつきがあるので注意が必要。経験的には値段に依存する。参考:「各社Speed Booster vs Lens Turbo画質比較(解像度・ホットスポット)」

つまり
α7シリーズなどのフルサイズなら
フルサイズ(FF)対応のものを

α6000やNEXシリーズなどのAPS-C相当サイズで、フルサイズのレンズを近い画角で楽しみたいのなら
フォーカルレデューサ内蔵タイプを


というようなPointを考慮すると、以下のアダプタに選択肢が絞られる。

【ファームウェアのバージョンアップに対応しているアダプタ(22,000円〜$399)】
1. Metabones Canon EF Lens to Sony NEX Smart Adapter (Mark IV)
一番のおすすめ。おすすめ理由は
・ソフトウェアはContax-NをEOSで使うなどの改造を以前から行っているカナダのConurusが開発しており、この手のアダプタにそれなりの実績があること。
・英語だがメーカでサポートを受け付け、ファームアップも頻繁に行っていること。
・作りがしっかりしていること。マウントリングは6点留め。三脚座はアルカスイス型。
・TSレンズも使える構造になっていること。
価格は$399+送料。直接Metabones(gbi)から買うのが価格的にも、サポートの信頼的にもよいと思う。またα7RIIでは像面位相差AFが使えるとの報告もあり。ただし最新版は現在Mark IV。オークションなどで購入する場合は、このバージョンに要注意(IIIまでのモデルはインタフェイスが独自端子になっており、自前でファームアップできない。また特にMark I, IIはフルサイズに対応していない)。

APS-Cボディ向け、レデューサ付きのSpeedBoosterもある。

▼Metabones Smart Adapter Mark IV
300_index15[1].png
mb_ef-e_bm4-01_s[1].jpg

2. KIPON EF-S/E AFアダプター
筆者の勝手な2番目のおすすめ。ファームウェアアップの機能がある(ただし現時点で発売以来ファームアップ公開の話は聞いていないが、準備中らしい)。AFに関しては、Metabonesよりは速度、精度面で使えるほうだと思うが、期待してはいけない。作りはやや劣る印象。マウントリングは5点留め。TSレンズのケラレにおそらく対応していない。
KIPONは日本語や英語のメーカーの窓口がないようなことと、価格面でも海外と遜色がないことから、国内の代理店(焦点工房新東京物産)で買うのがよいと思う。34,800円で販売されている。

APS-Cボディ向け、レデューサ付きのアダプタ(BAVEYES EF-S/E AF ×0.7)もある。

▼KIPON EF-S/E AFアダプター
KIPON EF-S/E AFアダプター
KIPON EF-S/E AFアダプター

3. TechartEOS-iNEXII
DEO CANON EOS EF to SONY Alpha E AF Adapter Mark.3 [Falcon]
(スマートホンのアプリを使って)Bluetoothでファームウェアをアップデートする機能がある。この方式に変わったため、(持っていないので)どの程度アップデートがあるのかは不明、以前の方式では少なくとも2014年1月にファームウェアが更新されている。
持っていないので明確なことは言えないが、Amazonのレビューなどから察するに作りはやや安っぽいらしくお勧めはできない。マウントリングは4点留め。アルカスイス互換の三脚座のあるモデルとないモデルが併売。
KIPONと同じ焦点工房で22,000円(三脚座のないモデル)で販売されている。またDeotechのブランドでも販売されている。
またレデューサ内蔵モデルは現在存在しないと思われる。

なお現在本製品とは別にトランスルーセントミラー付きのアダプタが開発されている模様。現在Coming SoonとなっているTechart EOS-pNEX(= DEO Saker Falcon Lite?)がそうなのかは不明。

▼Techart EOS-iNEXII
Techart  EOS-iNEXII


2015年9月21日追記
純正並みにコントラスト検知式AFが速いらしいTechart EOS-pNEX(= DEO Saker Falcon Lite)が発売されています。日本の代理店である焦点工房での扱いはまだ。9.29販売開始。価格は$199と比較的手ごろなようです。
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▼nor(NORMAL)ベーシックモード fn=(FUNCTION)アドバンストモード
以下引用
"ベーシックモードはLA-EA1やLA-EA3に相当するAFは遅く、不正確なモード。シンプルなコードで実装できるため市場に出ている一般的なアダプタはこの実装が用いられている。このモードはα7RIIでは位相差検知式AFとAF-Cが使えるため、α7RIIにおいては使用が奨められる。

アドバンストモードはこの手のアダプターでは初めて、純正のFEレンズと同等の機能を実現するモード。純正のレンズと同様、AF-C, AF-A, DMF, ビデオでのAFが使える。複雑で難しい処理をしているが、速く正確なAFが実現できる。
第一世代のアダプタに比べて3倍のAFスピードを実現。α7、α7II、α6000、α5100ではこちらがお奨め!
なおこのモードではα7RIIでAF-Sで撮影したとしてもAFはコントラスト検知式になり、パフォーマンスはベーシックモードほどよくはない。"

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どうやら既存のTechart EOS-NEXIIでもファームアップでアドバンストモードが追加される模様。
http://www.deoinfinity.com/#!firmware/cd2p
What's updated in this version (Canon EOS - Sony FE adapter Falcon/Saker Falcon Lite here (2015-9, Ver2.0):
- New Advance coding mode
- Support AF-C on Sony a7II, a7, a6000, a5100
- Enable Video AF on VG series camcoder.


4. MEIKE MK-S-AF4 lens ring
製品写真ではminiUSB端子が付いていてアップデートに対応しているように見えるが、どこからファームウェアを取得して、どのようにファームウェアをアップデートしたらよいのか、など現時点では詳細不明。
ebayで$80台と上記4製品の中でも群を抜いて安いが、U.S.のAmazonにもレビューがなく現時点では情報が足らずお勧めはできない。
またレデューサ内蔵モデルは確認できていない。

写真によってフルフレーム対応のものとそうでないモデルがあるようでどちらが届くのか...
▼英語サイトだと画像はフルフレーム未対応に見える(スペックにはFF対応が描かれている)
meike.jpg
▼同じ型番の中国語サイトだと画像はフルフレーム対応に見える
meikeadapter_chinese.jpg


【ファームウェアのバージョンアップに対応していないアダプタ($70〜)】
以下はファームアップに対応していないので、あらかじめ互換性リストをよく確認する必要がある。また将来の機種の対応については期待できない。できれば海外のdpreviewやamazonのレビューを確認のこと。
ebayなどで$70〜$150くらい。amazon.co.jpなどを通じて日本で買うとその3割増くらい。
Viltrox下記Commliteと並んで廉価版電子アダプタの中では非常によく見るブランド。APS-C用レデューサ内蔵モデルも出ている。日本ではamazonやmukカメラサービスで購入可能。
Commlite新旧モデルがある模様。日本ではSTOKブランドの旧型でよく見かけるものが出ているようだ。
R.J.Cameraマウントリング6点止め。日本でSTOKブランドでよく見かけるもの(2014年11月以降モデル)がこれではないかと思われる。mukカメラサービスで購入可能。
Yongnuoフルサイズ対応は現在出ていない模様。
FOTGAおそらく一番安い。
Pixco EOS-NEX IIIThird Generationと銘打ってマウントや端子が金色に光っている...旧モデルと何が違うのか詳細不明(三脚座が外れる点が違うらしい)だ。
amazon.comのレビューには他社製品で機能しなかったEF100mm F2.8Lマクロ IS USMのISが正常に使えたと書いてある。
pixacoAFadapter.png
King
Fotodiox
参考:A Quick Review of the Fotodiox EF-NEX
Neewer=Viltrox?
・Hausbellレジスタードマーク=Commlite?

筆者はCommlite製と思われる(外観、マニュアルが同じ)アダプタを購入したが、α7Sには物理的にまったく嵌らず返品したことがある。ebayのサポートシステムを利用して返品はできたが返品時の送料はこちら持ちであった。安いアダプタはこのあたりの作りやサポートも注意。
▼返品したFOCUS電子アダプター(現物)。α7Sに嵌らなかった
IMG_6754.jpg

日本で売られている廉価アダプタについて
日本のAmazonでSTOKなどのブランドで売られているものは上記の廉価製品リストにあるような製品のOEM(STOKの旧来品はおそらくCommlite、現行品は不明ながらRJ製?)と思われるため、Amazonのレビューをよく確認するとともに、OEM元を確認し互換性を調べたほうがよい。

価格について
Metabones製($399)とViltrox製やCommlite製では価格に5倍程度の差があり、これをどう考えるかは人それぞれだろう。個人的には互換性に関するストレスをなるべく低くするためにはMetabones製を選ぶのがよいかと思う。
またもしMetabones製アダプタを安く買いたいのであれば、ebayでオークション形式のものを落札すれば3万円程度で手に入るので、保証は効かないがファームアップのご利益は受けられるので悪くない。ただしファームアップ可能なMarkIVを必ず選択すること。

無限遠について

なぜアダプタ経由のAFは遅いのか
従来の一眼レフ(つまりミラー有り機)に用いられる位相差検知式AFは、一般に一度の測距動作で大まかな距離が測定され、一方向にモーターがすっと回ってぴたりと止まる。
一方コントラスト検知式AFは、ピントの前後の比較を繰り返し少しづつ間合いを詰めていく。つまりモーターは行ったり来たりを繰り返す。
基本的に一眼レフ機用のレンズというのは、位相差検知式AF向けに作られているため、行ったり来たりの動作に機構上向いていない。コントラスト検知式AFのカメラにアダプタを介して一眼レフのレンズをつけるということは、その向いていない動作をさせる以上、どうしても限界があるということは想像できる。

パナソニックDMC-GH2が実現した「0.1秒AF」の秘密 - デジカメWatch
「中島:いちばんの問題は、位相差AFというのは一方向でピントを合わせるのが基本です。コントラストAFというのは行って戻らないといけない。先ほどあったように、位相差レンズのAF駆動はカムを使ったメカが一般的で、一方向だとスピーディに行くのですが、反対方向に回したときにガタが出てしまいます。だから1秒先に行ったのを1秒戻したら元のところには戻らない。ギアで連結していると、戻すときにカムが動き出すまでに若干の遊びが生じます。位相差AF用を基本として作っているレンズでは、その遊びがすごく大きいわけです。」

参考:レビュー
下記はレビュー(問題になりやすい互換性はこれらのレビューでは触れられにくいので注意が必要。ccボタンを押して英語字幕を出すと便利)
Mar 12, 2015 Metabones vs Commlite Canon Lens to Sony Body Adapter(metabonesは絞りを段階的にあけると一瞬開放になってから絞りが戻る?ビデオ撮影では問題)


2015.4.23 Commlite vs Fotodiox Canon to Sony Adapter(フレアを比較、AFはどちらもひどい?)


Jan 28, 2015 Viltrox EF-NEX II Canon EF to Sony E-Mount Adapter Review & Unboxing


Oct 22, 2014 FotoDiox Pro EF-NEX Auto Lens Adapter review


Jan 15, 2015 Lens Adapters- Sony A6000, a7ii, a7s, a7 using Metabones, Fotodiox, and Sony LAEA4 by Jason Lanier(映像の例ではMetabonesMarkIVとα7S/α7IIの組み合わせで嵌らないことが報告されている。筆者はMetabonesIVとα7Sの組み合わせで激しく利用中)
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2015年06月27日

トランスルーセントなEFレンズ-Eマウントアダプタ

α7RII予約しました。

価格は高いかもしれませんね。最近思うんですが、一部の分野を除き、一般に企業が写真撮影というものに多くの費用を払わなくなってきた昨今、この手の高額カメラって費用対効果求められるプロ(個人)より、買うのはハイアマチュアが多いんでしょうね。

もちろん機材がすべてではないですが、機材に依存しやすい状況では、機材に潤沢にお金をかけられるアマチュアのほうがよい作品をあげてくるということも多くなるかもしれません。(まあそういった分野は多くの場合プロでも個人より制作会社のテリトリーなのでしょうけど)

さてこのα7RII、キヤノンユーザの自分にとっては、キヤノンのEFレンズ群が電子接点を持つMetabonesのマウントアダプターで普通にオートフォーカスで使用できるらしい、という点が予約に至った大きなポイントですが、Sonyalpha Rumorsを見ておりましたら、トランスルーセントなEFレンズ-Eマウントアダプタというのが、サードパーティ(Contax GレンズAFアダプタが有名なDEO Tech / Techart(すでに製品告知バナーあり))で準備されているそうですね。

このアダプタを使うと
α7RII以外のNEX/ミラーレスαでもCanonのレンズを実用的なスピードのオートフォーカスで使える
ということになりそうです。

上がっていた動画は削除されておりますので実際にどの程度のものかわかりませんし、わざわざこの手の製品を利用するユーザの要求レベルはそれなりに高いと思いますのでまあどこまでというのはあるかもしれませんが、もしまともに使えるものが出たらキヤノンユーザのNEX/αの併用/移行がさらに少し進みそうです。
http://www.sonyalpharumors.com/coming-soon-worlds-first-translucent-e-mount-adapter-for-canon-lenses/
Adapter-700x306[1].png
写真はSonyalpha Rumorsより

あ、Speed Boosterみたいなフォーカルレデューサ内蔵モデルもあるとAPS-C α/NEXユーザはうれしいですね。

EFレンズの使用に関連する記事:Sony α7RII:裏面照射フルサイズでサイレントシャッターでボディ内5軸手ぶれ補正、要するに全部入りのα7RII、たぶん買います。
posted by 曽我五郎 at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | マウントアダプター

2014年09月16日

いろいろ(Speed Booster ULTRA)

EFレンズ電子制御版Micro Four Thirds(MFT)用Speed Boosterがついに出たと喜んだのですが、
そのあとすぐにNEX版にSpeed Booster ULTRAという画質向上版がリリース。
NEX版の既存商品を持っていたことと、MFT版もそのうちULTRAが出るやもしれない(周辺画質の向上がメインなんで周辺画像のトリミングされるMFTでは出ない可能性も高いですが)とやや複雑な心境。
metabones2.png
あとSmart Adapter MarkIVですが、ファームアップ後もどうも同じ不具合が出るようで、こちらもどうもすっきりしない日々が続いております。(α7Sで速度優先連写をした場合フリーズする)
タグ:Speed Booster
posted by 曽我五郎 at 02:49| Comment(0) | TrackBack(0) | マウントアダプター

2014年08月27日

Speed Booster:マイクロフォーサーズでEOS/EFレンズを電子制御可能なフォーカルレデューサ&アダプタ(Metabones Canon EF Lens to Micro Four Thirds Speed Booster)

なんというか、とにかく出ました。
Canon EF Lens to Micro Four Thirds Speed Booster
metabones1.png
個人的にはSONY α7Sに移行したこともあり(しかも使おうと思っていた85mm f1.2など明るいレンズを電子制御のいらないFDシリーズで結構用意してしまった)、ややテンションが下がってしまった感がありますが、さっそく注文してみました。

念のために補足しておきますと、このSpeed Booster、フォーカルレデューサと呼ばれる種類の製品の一つで、この製品では画角が焦点距離計算で0.71倍に広くなり、F値もなんと0.71倍になる、ついでにMTFも向上する、という魔法のアダプタです。簡単に言うとマイクロフォーサーズのカメラが突然APS-Cサイズのカメラになったように使えます(ただし規格の関係でアスペクト比が違います)。似たような製品はあるのですが、マイクロフォーサーズ用でカメラから電子制御できるEOS/EFレンズアダプタは今までありませんでした。mb_spef-m43-bm1_01s[1].jpg


Metabonesで電子制御アダプターを買うのも実にかれこれ4つ目なので、もうあまり驚かなくなってしまいましたが、これ買ってまで使いたいレンズがあるのか、と考えてはいけないくらい高い、欲しいのをずっ〜と我慢しているDMC-GM1よりもお高い$599+送料+消費税です、きゃー。

なお今回は配送手段としてFedExはやめました。むちゃくちゃ速いのですが、前回税関での消費税の他に通関手数料500円を送料とは別に後から請求されて、なんとなく感じ悪かったからです。でも速いですよ!!(結局今回消費税2900円+通関手数料200円かかりました。こちらは配達時に請求されました「。)

なお、マイクロフォーサーズ用は現在オートフォーカスには「未対応」手ぶれ補正には対応とのことです。まあ、AFは対応したとしても、どうせすごく遅いのであまり期待していません(少なくともNEX用はMFでピント合わせるよりはるかに遅い)

ついでに縮小光学系のない、電子制御可能なスマートアダプターも発売になったようです。$399
Canon EF Lens to Micro Four Thirds Smart Adapter

このSpeed Boosterとの組み合わせで使われそうなのは、APS-C向けで明るい
SIGMA Art 18-35mm F1.8 DC HSM
135フォーマット画角換算 26mm-50mm 同ボケ量換算 F2.5
SIGMA Art 30mm F1.4 DC HSM
135フォーマット画角換算 43mm 同ボケ量換算 F2.0
あたりでしょうか?
自分はEF50mm F1.2Lあたりをつけてみるつもりです。(もちろんEF50mm F1.0LEF85mm F1.2LIIも試しますが)
あとマニュアルフォーカスなので、必ずしもスマートアダプタである必要はないですが
SAMYANG 16mm F2.0
135フォーマット画角換算 23mm 同ボケ量換算 F2.8
も面白そうです。

とにかく来るのが楽しみ!!

なお、EFレンズを使う上でMetabones製が重要な理由
1.EOSの電磁絞りや一部のレンズに見られる電子マニュアルフォーカスに対応している。(現状マイクロフォーサーズ用ではMetabones製のみ)
2.光学性能が高いらしい
「各社Speed Booster vs Lens Turbo画質比較(解像度・ホットスポット)」 を参照ください。ただしLens turboはLens Turbo2として光学性能を向上させたバージョンが出ているようです。
です。

またEFレンズにこだわる理由は、以前マイクロフォーサーズで明るさを求めてに書いたように個人的には
明るさ
です。この明るさをPanasonicのDMC-GX7などのサイレントシャッターで使いたいんです。(今はフルサイズのα7Sがありますが)
また、EFレンズを持っていなくても、一眼レフではフランジバックが短いためボディ側の汎用性が高く、EFマウント経由でいろいろなレンズを使っている方の話も結構よく聞きます。
posted by 曽我五郎 at 02:58| Comment(0) | TrackBack(0) | マウントアダプター