2016年11月27日

メモ:Metabones電子アダプターグリーンモードとアドバンストモードの違い

Metabonesのアダプターのファームウェアをアップデートしたところ、GreenモードとAdavancedモードの設定の選択肢がアップデートプログラム中に出てきました。Metabonesのサイトより改めてモードの違いを理解してみました。

すごく大雑把に言えば
像面位相差AF対応モデル(初代α7除く)はグリーンモード
そうでないモデルはアドバンストモード
がいいみたいです。

EF-Eスピードブースターウルトラ, EF-Eスピードブースター, EF-EスマートアダプターII,III,IVでは二つの異なる操作モードがあり、それぞれ異なった特徴を持ちます。どちらの操作モードを使うかはレンズのマウント時に選ぶことができます。

A6300, A6500, A7 Mark II or A7R Mark IIを利用した場合(注:2016/11時点、おそらくこれ以降に発売の像面位相差AFが可能なα製品も同様と思われる)
グリーンモードアドバンストモード
高速な位相差検知式AF高速なコントラスト検知式AF、ただしグリーンモードにおける位相差検知式AFのような速度・精度はありません。
事実上すべてのAFレンズと非常に高い互換性を持ちます。
ほとんどのレンズでAF可能ですがグリーンモードほど広い範囲での互換性はありません。
瞳検知式AF機能は対応しません。瞳AFが利用可能です。
動画撮影時だけでなくスチル撮影でもAF-Cは高い性能を発揮します。AF-Cは十分な速度と精度を発揮できない可能性が高く、レンズによっては過度のAF動作が発生します。その場合はAF-SやDMFを利用ください。
センサー上のすべての位相差AFエリアが利用可能です。ただし周縁部や4隅のAFポイントではロックが難しい場合もあります。位相差検知AFエリアは中央部に限られますが、周縁部や4隅のAFポイントにおいてはコントラスト検知式のAFが画面全体に機能するのでより信頼性が高いといえます。
望遠レンズにおいては、理想的な条件でない場合(十分な光量でない、コントラストが低い、細かいフォーカスポイントの調整が必要など)、AFのロックが難しい場合があります。望遠レンズにおいても、条件にかかわらず一定のAF性能は発揮しますが、理想的な条件であっても決して速くはありません。
特に正しい設定というものがあるわけではありませんが、ユーザのフィードバックによると多くのA6300/A6500/A7 Mark II/A7R Mark II ユーザはグリーンモードを利用する傾向にあります。瞳AFなどの特殊なAFを使う場合や望遠レンズにおいて周縁部のAFをより安定的に使いたい場合に、遅いAFとAF-Sモードでの利用が受容可能と考えるならアドバンスモードをご利用ください。

A6300, A6500, A7 Mark II and A7R Mark II以外のカメラの場合(2016/11時点)
グリーンモードアドバンストモード
遅いコントラスト検知式AF高速なコントラスト検知式AF
AF-C非対応AF-Cは十分な速度と精度を発揮できない可能性が高く、レンズによっては過度のAF動作が発生する場合があり、その場合はAF-SやDMFをお勧めします。
FSシリーズ、VGシリーズにて自動絞り非対応FSシリーズ、VGシリーズにて自動絞り対応
絞り開放ボタン非対応マニュアルフォーカスしやすいよう、アダプタにある絞り開放ボタンを押すとレンズの絞りが開放になります。
A6300, A6500, A7 Mark II and A7R Mark II以外のユーザはアドバンストモードの利用をお勧めいたします。

上記以外の特徴
グリーンモードアドバンストモード
LA-EA1、LA-EA3といったアダプターをエミュレートします。できる限り”素の”Eマウントレンズをエミュレートします。
ビデオAFは常に低速のコントラスト検知式AFで、シャッターボタンを半押しする必要があります。継続的なAFが可能ですが、十分な性能を発揮できないレンズもあります。モーターのノイズを内蔵マイクが拾ってしまう可能性が高く、ビデオ撮影では外部マイクを適切な位置に設置する必要があります。
一部の機能に対応していません。DMF
瞳AF(A7シリーズ、A6300のみ)
ズーム位置表示(NEX-5R/6/VG20以降の機種)
距離表示(A7シリーズ、A6300、カムコーダーのみ、ただし距離情報の取得できるレンズとの組み合わせ)
自動拡大表示(距離情報の取得できるレンズにて)
シャッターを切ったときに絞りが初めて動作します。絞りダイヤルを回せば絞りが反応します。(ライブビュー設定で「設定効果反映」の場合)
絞りの動作は最小限頻繁な絞り動作が発生し、絞り音が気になる場合があります。
開放絞り値がズームによって変わるレンズにおいては、ズーム時に絞り値は変わりますが絞り羽そのものの開きは一定のままになります。
例えば、F4〜F5.6のレンズで広角端でF8に設定したとき望遠端にズームするにしたがって、絞り値はF11に近づいていきます。
開放絞り値がズームによって変わるレンズにおいては、絞り値が一定になるように絞り羽が動作します。
例えば、F4〜F5.6のレンズで広角端でF8に設定したとき度の望遠域にズームしても絞り値はF8を維持しますが、望遠域に行くにしたがって絞り羽は開いていきます。
電力消費は少ない電力消費が大きい
グリーンモードにおいては、絞りの動作を減らすことで電池消費を抑えています。シャッターボタンを押すまで、または録画開始ボタンを押すまで絞りは動作しません。シャッターボタンを半押しするまで、もしくは録画が開始するまで、手振れ補正は機能しません。

グリーンモードはスマートアダプターII,IIIとオリジナルスピードブースターではデフォルトとなっています。オリジナルのスマートアダプターではアドバンスモードのみサポートされています。

操作モードの切り替え方法
一時的なモード切り替え
カメラ本体の電源を入れた後、以下のいずれかの方法でもう一方のモードに切り替えます。

a.まずアダプターをカメラ本体に取り付け、その後アダプターの絞り開放/カスタムファンクション(“WO/CG”)ボタンを押しながら、レンズをアダプターに取り付けます。
b.まずレンズをアダプターに取り付け、その後アダプターの絞り開放/カスタムファンクション(“WO/CG”)ボタンを押しながら、アダプターをカメラ本体に取り付けます。

アダプタかレンズを外した時、モードはデフォルト値にリセットされます。

デフォルトモードの切り替え
  1. レンズのついていない状態でカメラ本体の電源を入れます。
  2. WO/CFボタンを押したままレンズを取り付けます。
  3. WO/CFボタンを押したままカメラ本体のスイッチを切ります。

再びデフォルトモードをアドバンストモードに戻すにはこの操作を繰り返します。

Mark I,II,IIIおよびオリジナルスピードブースターでは、この切り替えを10回まで行うことができ、その後は一時的なモード変更しかできませんが、ファームウェアを更新するとこの制限は元に戻ります。MarkIVとスピードブースターウルトラではこの制限はありません。

Win/Macアプリケーションによるデフォルトモードの設定方法
マークIVおよびスピードブースターウルトラではWin/Mac用アプリケーションを利用してデフォルトモードの切り替えが可能です。(2016/11/4以降のファームウェアにて)
マークI,II,IIIおよびオリジナルのスピードブースターは対応していません。
Metabonesのサイトよりファームウェア更新のアプリケーションをダウンロードします。対応するアダプタのSupport/Downloadページからダウンロード可能です。
アプリケーションを起動し、画面の指示に従ってください。
A7RIIより新しいカメラとA7IIより古いカメラのそれぞれにデフォルト設定を分けて設定できます。
posted by 曽我五郎 at 02:20| Comment(0) | TrackBack(0) | マウントアダプター

2016年11月19日

(トラブル報告の追記あり)Fotodiox NIKONレンズ-Sony Eマウントボディ用電子アダプタ

追記:カメラ本体が壊れるトラブルが報告されています。(Commliteも同様かはわかりません)
個体の問題かもわかりません。この手のアダプタは何らかのトラブルがあるものだとは思いますのでどうか自己責任でご利用ください。


ニコンのカメラを使っていないのであまり興味がなかったのですが、
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDというレンズ、画描、明るさの面で今の利用シーンに一番フィットするので、気になっております。
このレンズは電磁絞り仕様で現状はCommliteの電子アダプタでは対応しているとかいないとか...
参考:価格.com「無印7でAF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDを使うには?2016/07/30 05:05」

そんな中、FotodioxよりNikon FマウントーSony Eマウントボディ用の電子アダプタが発表されておりました。
nikg-snye-fusion-01_large[1].jpg

NikonのFマウントの種類や互換性に詳しくないのでわかりませんが、こちらはどうなんでしょうね?

Fotodiox FUSION Smart AF Adapter, Nikon G-Mount AF-I / AF-S Lens to Sony E-Mount Mirrorless Camera Adapter with Full Automated Functions
特徴:
• 絞り制御によりNikon AF-I・AF-Sレンズのプログラムオート、絞り優先モードがソニー製カメラで使用可能。
• Nikon AF-I・AF-SレンズのEXIFデータを記録可能。
• Nikon AF-I・AF-Sレンズで高速/低速モードのAFが利用可能。
• VR対応レンズであれば手振れ補正の制御が可能。
• 電子化されていない古いNikon Fマウントレンズと互換性あり。
• Nikonレンズの無限遠保証。
• アルミ製。三脚座付き。
互換性のあるカメラ:
Sony Alpha E-mount Cameras:
Sony Alpha α7, α7R, α7S, α7 II, α7R II, α7S II
Sony Alpha α3000, α5000, α6000, α3500, α5100, αQX1, PXW-FS7
Sony NEX-3, NEX-5, NEX-C3, NEX-5N, NEX-7, NEX-F3, NEX-5R, ,NEX-6
Sony NEX-VG10, NEX-VG20, NEX-VG30, NEX-VG900, NEX-FS100, NEX-FS700, NEX-EA50

11/18 現在$369.95だそうです。

あ、Yout Tubeのコメントによると「FUSION(製品名)はCommliteとの提携により製作している。ファームウェアは最新のものだ」そうです。
"Hi Brian, we partnered with Commlite to create our FUSION adapter. Ours includes the most current firmware."


またPCマガジンAF-S Nikkor 105mm f/1.4E EDとシグマ150-600mm f/5-6.3 DG OS HSM Contemporaryでテストしたが、オートフォーカスについてはどちらもよく機能した。唯一の問題は、シグマのレンズの望遠端で薄暗い状況で発生した」とありましたのでNikon 105mm f1.4は大きな問題なく使えそうです。
"I tested the adapter with the AF-S Nikkor 105mm f/1.4E ED and the Sigma 150-600mm f/5-6.3 DG OS HSM Contemporary. Both performed quite well in terms of autofocus, with my only issue appearing when trying to use the Sigma at the telephoto end in dim light"

posted by 曽我五郎 at 03:10| Comment(0) | TrackBack(0) | マウントアダプター

2015年10月08日

α7RIIで結構速くなった気がするMetabones V0.45

Metabonesもα7RIIでの位相差AFが速くなったようです。
ってか、本当になんか速くなったような気がする...

追記:EF85mmF1.2がメインですが中央だけは普通に使えてます。AFってこんなに快適だったんだ...と改めて実感。中央以外はなぜかイマイチな感じですね、自分の場合。
metabones.png
Name: Firmware update V0.45 for EF-E Smart AdapterTM MARK IV and EF-E Speed BoosterTM ULTRA
Release date: 6 Oct 2015
Benefits and improvements:
A7RII PDAF speed improvement for some wide angle, normal and medium telephoto lenses on A7RII (一部広角、標準、中望遠レンズでのα7RIIの位相差検知式AFの改善)
Fixed an intermittent overexposure issue on A7RII (α7RIIで間欠的に露出オーバーになる問題の改修)
Fixed an intermittent start-up issue on A7S (α7RIIで間欠的に起動時に発生する問題の改修)
Stability improvement (安定性の改修)

さて、この奥ゆかしいバージョンはいつ1.0になるのでしょうか?
posted by 曽我五郎 at 02:49| Comment(0) | TrackBack(0) | マウントアダプター

2015年09月22日

旧機種でも爆速らしいEF-αマウントアダプターTechart EOS-NEX III / DEO Saker Falcon Lite

Techart EOS-NEX III(= DEO Saker Falcon Lite)が発売されています。日本の代理店と思われる焦点工房の扱いは準備中とのこと。9.29 発売されました。
このアダプターは下記アドバンスモードにてどうやら純正レンズ並みの比較的速いコントラストAFが使えるようです。

Deotech Saker Falcon

Deotech Saker Falcon

▼nor(NORMAL)ベーシックモード fn=(FUNCTION)アドバンストモード
以下引用
"ベーシックモードはLA-EA1やLA-EA3に相当する、AFは遅く不正確なモード。シンプルなコードで実装できるため市場に出ている一般的なアダプタはこの実装が用いられている。このモードはα7RIIでは位相差検知式AFとAF-Cが使えるため、α7RIIにおいてはこちらのモードの使用が奨められる。

アドバンストモードはこの手のアダプターでは初めて、純正のFEレンズと同等の機能を実現するモード。純正のレンズと同様、AF-C, AF-A, DMF, ビデオでのAFが使える。複雑で難しい処理をしているが、速く正確なAFが実現できる。
第一世代のアダプタに比べて3倍のAFスピードを実現。α7、α7II、α6000、α5100ではこちらがお奨め!
なおこのモードではα7RIIでAF-Sで撮影したとしてもAFはコントラスト検知式になり、パフォーマンスはベーシックモードほど良いわけではない。"

Deotech Saker Falcon nor(NORMAL)ベーシックモード fn=(FUNCTION)アドバンストモード

上記を読む限りはα7RII以外では使い勝手がかなり改善されているようですね。もちろんα7RIIでも純正レンズと同じシューティングモードが使えるので使い勝手はよくなると思いますが、ベーシックモードによる位相差検知式AFを使うことが多いと思いますのであまり大きなメリットにはならないかもしれません。

2015年9月24日 ViltroxのアダプタとSaker Falconのアドバンスモードの比較映像がありました。はじめがViltrox、後がSaker Falconのアドバンストモードだそうです。
これだけで判断するのは難しいですが、なにやら期待できそう...
posted by 曽我五郎 at 01:57| Comment(0) | TrackBack(0) | マウントアダプター

2015年08月13日

メモ:Sonyα7RIIとCanon EFレンズでオートフォーカス(Metabones/KIPONのアダプターでちょびっと試して...)

Sony α7RIIとCanon EFレンズのオートフォーカス
マウントアダプター経由でも位相差検知AFが使えるようになったというα7RIIをMetabones/KIPONのアダプターでAFを使ってみた。
- EF85mm F1.2L II USM:もともと遅いということもあり、全く速くない。
- EF40mm F2.8 STM:使えないことはない。
- SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art:まあまあ使える。しかしMetabones firmware V0.41では不安定(数回撮影後AFが効かなくなる)。不思議なことにV0.40だと問題なく使える。(9.22更新 V0.43で解消しています)

このわずかな例からは、Canon DSLR機ほど速いという印象は今のところ全くないが、今までのAFを全く使おうと思えなかったレベルからは脱出できたかもしれない。またα7RIIそのものは総じて素晴らしい印象(特に画について)。操作性も第一世代からはずいぶんよくなった。
追記:V0.45、EF85F1.2 IIで普段撮影していますが、AFポイント中央部においてはかなり普通に使えています。

そのうちいろいろなレンズで使ってみる予定。しかし次第にSonyのレンズが充実してきたこととCanonのボディの稼働が極端に減ってきたので、Canonのレンズと併用するメリットが薄れてきている(Canonさんもっと焦って下さい)。
追記:Metabonesに問い合わせたところ、α7RIIの検証は来週からとのこと。ファームアップでの改修に期待。
なお、現時点でMetabonesはα7RII対応を特に謳ってはいないので動作しなくても文句は言えない。(9.22更新 V0.43でα7RII対応しています)

いつのまにかMetabonesのSmartAdapterは内面反射を抑えたTモデルが発売になり、既存品はディスコン。上記V0.41はTモデルで検証。
Mark4VS4T_S[1].jpg
posted by 曽我五郎 at 03:48| Comment(5) | TrackBack(0) | マウントアダプター