2015年10月20日

Kirkからα7RII専用のブラケット/Lブラケット

久々に雲台系のネタですが
Kirkからα7RII専用のブラケット/Lブラケットが出てるのですね。
Kirkの機種別専用ブラケットは久しくCanon/Nikon用しか出ないと思っていたのでこれは驚きました。

Kirk(KES) α7RII用Lブラケット
【KIRK】SONY α7R IIボディ専用L-ブラケット
http://atelierjin.com/shop/products/detail.php?product_id=336

なおReally Right Stuff(RRS)からは、α7RII専用のLプレートがバッテリーグリップタイプ対応のものと併せて出ています。

Really Right Stuff α7RII+バッテリグリップ用Lプレート
BVGC2EM-L: L-Plate for Sony VG-C2EM battery grip (for a7II & a7RII)
http://www.reallyrightstuff.com/Shop/Alpha-a7RII/

私は現在電池の持ちの問題とほとんどが縦位置撮影ということからバッテリーグリップを常用しておりますので今回のKirkのLブラケットは見送ります。

*なおKirkではLブラケット、RRSではLプレートという異なる名称ですが、同等の機能を持つものです。
posted by 曽我五郎 at 02:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 雲台

2011年12月14日

SONY NEXでアルカスタイル 現状報告

現状、Really Right Stuff(RRS)社のプレートBPnS-Sを使っております。
J-TECはすみません、デザイン的にちょっと受け入れられませんでした。
あとLプレートにしようかとも思いましたが、せっかくの小型軽量、そのよさをスポイルしない様通常のプレートにしました。

現状の不満点は、このプレートは三脚用のネジ穴が無いので、アルカスイスタイプでない器材へのセッティングが即座にできません。最近のプレートに多い、手で脱着できるタイプのネジに交換したいと思っています。

しかしRRS Olympus EP-3やNIKON V1用の専用プレートはあるのにNEX-5はないのね...
(NEX-7用は出るみたいですね) と思ったらNEX-5N用のLプレートも登場予定!! 2011.12.27 追記
IMG_9484.jpg
▲主張の少ない、慎ましやかな佇まい。

IMG_9485.jpg

IMG_9460.jpg


なお三脚については、以前紹介させていただいたSIRUI T-025あたりがベストと思いますが、現状、自分の場合は足場のない場所での動画撮影が意外と多いため、VelbonのPolePodみたいなのを検討しています。
posted by 曽我五郎 at 02:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 雲台

2011年11月07日

「レバー式かノブ式か?それが問題だ」SUNWAYFOTOの両用クランプDuo-Lever Clamp DLC-60

アルカスイス式雲台を選択するにあたっては、ノブ式がいいか、レバー式がいいか、ちょっと考えますね。
製品によって若干違いはありますが、概ね以下のようなところではないでしょうか?
□ノブ式
利点
・汎用性が高い。
欠点
・脱着に時間がかかる。
(KIRKやBENROのノブは比較的ピッチが広く脱着が速い)

□レバー式
利点
・脱着が楽。
欠点
・不用意に外れてしまうリスクが高い。
(ただし通常はデテントを始め安全機構が備わっていることがほとんど)
・互換性にセンシティブでプレートを統一する必要がある。
(ただしRRS製以外のレバー式はたいてい調整機能がある)

個人的には
Lプレートなどを使って構図をああでもない、こうでもない、と縦横を切り替える場合はレバー式、
脱落時の不安が大きい大きなレンズを使う場合や、一回の撮影で頻繁にプレートを脱着をしない場合はノブ式がよいのではないかと思っておりました...

が、そんな悩みを一蹴するクランプが現れました。
Duo-Lever Clamp

http://www.sunwayfoto.com/html/products/201108/243.htmlより
Name:Duo-Lever Clamp
Model:DLC-60
Brand:SUNWAYFOTO
Width: 60mm
Length: 92mm
Weight: 140g
Screw: M6
Thread: UNC3/8

レバー、ノブ両用クランプです。

このクランプそのものは使ったわけではないので、ご紹介までですが、
SUNWAYFOTOのレバーについては別レビュー記事「しっかり作られているSUNWAYFOTOの高級雲台」で書きましたように、レバーに付いているセーフティロックを同時にスライドさせ「ながら」でないとレバーが動かないので、使い勝手は今ひとつと思っています。
逆にこのロックのお陰で、レバークランプで指摘される不意に外れてしまうリスクはかなり低いです。

なかなか面白い製品ではないですか?

追記AmazonでSUNWAYFOTOの取り扱いがあるようなので、アフィリエイトで恐縮ですが、リンクしました。
posted by 曽我五郎 at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 雲台

2011年09月02日

Manfrottoのギア雲台でアルカスタイル! Hejnar製Manfrotto(マンフロット)のギア雲台(#405/#410)用アダプタ

更新が滞っておりますが、
生きてます。
写真とってます。

最近円高に乗じて試したモノは
・Really Right StuffのBH-25
(これは正直期待したほどでなかった)
それから
Hejnar製Manfrottoのギア雲台(#405/#410)用アダプタ

これがなかなかスグレモノ。

Manfrottoのギア雲台シリーズは、決して評判の良くはないManfrottoの雲台の中で、数少ない定番商品と思いますが、この雲台はクイックリリースプレート方式(クイックシュー方式)になっていて、プレートがManfrottoの独自規格なのですよね。

そこでManfortto規格と根本的にそりの合わないアルカユーザは、
金属加工し、アルカ型クランプを装着するか
KIRK製のアルカ型クランプ一体型プレートを利用する
というのが一般的だと思います。

前者は加工が伴い、元に戻すこともできない、
後者はクランプを二段重ねにする無駄な気分
というデメリットがあります。

いやなんといっても、加工する腕も度胸も根性もないのであります。
こちらの都会の森の猫さんseimasさんが非常にきれいに加工されていますね。
http://catsinwoods.blog66.fc2.com/blog-entry-35.html

一方、こちらHejnarのアダプタはクランプの2段重ねでなく、
雲台本体とアダプタはきっちりネジ止めになっているというところが気に入りました。
また分解は必要ですが、元にに戻せるので、ビビることもありません。

*注意:このアダプタは装着するマンフロットの雲台の製造時期によって、ネジ穴の位置が異なる2つのバージョンがあるのでよく確認してください。
2012.2.21追記 バージョンの違いは下記HejnarのBlogをご覧いただくとすぐわかるかと思います。
参考:HejnarのBlog"Update to Manfrotto 405/410 conversion system"


なお、自分はアダプタのみ買いましたが、
このアダプタにはRRSやKIRKのクランプに合うねじ山がありますので
好きなクランプをつけることもできますし、
面倒であれば最初からHejnarのプレートとセットで買うこともできます。


追ってレポートします。

と言ったきりですが、
こちらで↓KIRKのクランプのインストール込みで扱っているようです。(アフィリエイトになっています)

posted by 曽我五郎 at 00:54| Comment(7) | TrackBack(0) | 雲台

2011年06月14日

おしゃれ女子のためのプレート一体型FASTEN 「GARIZ ゲリジェ カメラプレート XA-PC1」 アルカスタイルでBlack Rapid <続編>

アルカスタイルで、Black Rapidを使いたい。
ちょっと欲張りなこの要求にはどうしたら応えられるのか?
完全に脱線してしまった前回の続きです。
ちなみにBlack Rapidとは、ストラップ穴に通すのではなく、三脚ネジに止めるタイプのカメラストラップで...話すと長くなるので、こちらをご覧ください。

http://jp.blackrapid.com/video/japanese-promo/より
要するに、このストラップとカメラプレートでカメラ本体の三脚ネジを競合してしまうわけですね。それをうまく共有しつつ、クイックな脱着を実現したいというのが「アルカスタイルでBlack Rapid 」の趣旨でございます。

かねてより気になっております「GARIZ ゲリジェ カメラプレート XA-PC1」
「おしゃれ女子のための通販カメラショップ - GIRLS CAMERA (ガールズカメラ)」にて紹介されておりました。

GARIZ ゲリジェ カメラプレート XA-PC

http://www.gariz.com/?doc=cart/item.php&it_id=1252227710より

現物を見たわけではないのですが、この微妙なスリット、そして商品が「カメラプレート」ということで、ほぼ確実にこの商品、アルカスタイルのプレートだと思うのです。

つまりフックをかければBlackRapidに使え、フックを外せばアルカスタイルのプレートになるという、実に一粒で二度美味しい製品ではないか!!


GARIZ ゲリジェ カメラプレート XA-PC

▲このとおり"Dovetail"と確かに書いてある。(http://www.gariz.com/?doc=cart/item.php&it_id=1252227710より)

このプレートはReally Right Stuff(RRS)社のレバー式クランプには対応していないと思われるためと(韓国製品でRRSレバークランプ対応というのを見たことがない)
すでにL型プレートをカメラに常に付けているため、ワタクシは今回この製品は見送りましたが、どちらかにこの製品を試されたマニアックなおしゃれ女子はいらっしゃらないでしょうか?

2011.11.6 おしゃれ女子ではないKAZ.Cさんにコメントをいただきました。RRSのレバークランプ、KIRKのノブクランプで使えるそうです。ただしアリガタの角度が違うため、線での接触となるそうです。

続く
posted by 曽我五郎 at 01:38| Comment(4) | TrackBack(0) | 雲台

2011年05月31日

雲台関連サイト内インデックス

【アルカスイス型雲台について】
アルカスタイルのクイックリリースプレートの互換性
アルカスタイル雲台クランプ ノブ式 vs レバー式

【超小型自由雲台】
・梅本製作所SL-40ZSC, Benroベンロ B-00, Horusbennuホルスベンヌ LX-1T
梅本製作所SL-40ZSC, Benroベンロ B-00, Horusbennuホルスベンヌ LX-1T
「残念だった梅本製雲台 小型雲台の選択の続き [梅本製作所 SL-40ZSC, BENRO(ベンロ) B-00, HORUSBENNU(ホルスベンヌ) LX-1T]」

Benro B-00 ★★★★
SLC-40ZSC ★★★
LX-1T ★★
RRS BH25 ★★

【小型自由雲台】
・Markinsマーキンス Q3-TR ★★★★
今後掲載予定
Markinsマーキンス Q3-TR
既掲載
「Markins Q3のクランプの外し方、交換の仕方」
「ノブ式クランプの憂鬱」

・Photoclamフォトクラム Pro GOLDII Easy PQR ★★★★
今後掲載予定
Photoclamフォトクラム Pro GOLDII Easy PQR
以下は既掲載
「Photoclam(フォトクラム) PRO Gold II Easy PQR (プロゴールドII EasyPQR)」
「Photoclam(フォトクラム)vs Markins(マーキンス) その2 水準器」

「Photoclam(フォトクラム)vs Markins(マーキンス) その3 クイックリリース レバーの調整」


・Benroベンロ B-1 ★★★
Benroベンロ B-1
「安く手に入るならオススメできるアルカスイス型自由雲台 BENRO(ベンロ) B-1」


・Sunwayfotoサンウェイフォト DB-36TRLR
★★★
Sunwayfotoサンウェイフォト DB-36TRLR
「しっかり作られているSUNWAYFOTOの高級雲台」

・Siruiシルイ K-10X ★★★★
「で、SIRUIの雲台って結局どうなのよ?SIRUI(シルイ) K-10Xを使ってみて」

・Sirui C-10 ★★★★
縮長30cm重さ0.6kgの超小型カーボントラベラー三脚SIRUIシルイT025+C-10 ちょびっと感想


【中型自由雲台】
・Arca-swissアルカスイスMonoball Z1 ★★★★
掲載予定

【大型自由雲台】
・Acra-swissアルカスイスMonoball B1G ★★★★
掲載予定

【3way雲台】

トヨ商事HUSKY 3D ヘッド ★★★
トヨ商事HUSKY 3D ヘッド
HUSKY(ハスキー) Quick Set/トヨ商事 3D雲台:「定番の雲台」

・ergエルグ N75
(掲載予定)

【ギア雲台】
・Manfrottoマンフロットジュニアギアヘッド#410
(掲載予定)
posted by 曽我五郎 at 04:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 雲台

2011年05月04日

安く手に入るならオススメできるアルカスイス型自由雲台 BENRO(ベンロ) B-1

ヤフオクでえらく安く出回っていたので買ってみました。
一応、毎度ですがBENROについて書いておきますと、
BENRO, SIRUIといった中国ブランドの製品は、一昔前の特に安物の撮影用品にありがちな中国製のイメージでうっかり触ると、腰を抜かすくらいにはしっかり作られています。
私見ですが、ターゲットはGITZOでしょう。残念ながらあまり日本のメーカは眼中に無いのではないかな...

この雲台は、いわゆるアルカスタイルの雲台で、
本国ではJシリーズという、さらに上位のラインナップが紹介されていますが(なぜか英語版のページにはない)、日本やアメリカでは現在、自由雲台の中で最上位に位置するラインナップです。BシリーズはB-00からB-4まであり、B-1は最もニーズの高いであろう小型のモデルと言えます。

BENRO ベンロ B-1
ボール径:36mm
重量:0.36kg
公称耐荷重:12kg

[外見・仕上げ]★★★☆☆
外見はKIRKの自由雲台に近いと思います。
ボールはマットで、どちらかと言えばMarkinsよりはArca-swissに近い感触です。
高級感は特にないのですが、マットな仕上げかつシンプルな佇まいなので悪い感じはしません。
(写真機材に自己主張はいらないと個人的には思います)


[操作性]
★★★☆☆
この雲台の特徴ですが、
本体にノブが三つあります。
・メインロックノブ
・パンノブ
ここまでは普通ですね。
そして、もう一つが
・フリクションコントロールノブ
おそらくKIRKの自由雲台なども同じ仕組だと思うのですが、これがどうもわからない...

締め付けをコントロールするパラメータが二つあって面倒なのです。
おそらくフリクションコントロールノブは、一度設定したら
以後固定して使うものだと思うのですが、
不意に触ったりして勝手に動いちゃいますよね。

実際これがないB-00、とても使い心地がいいです。
*Bシリーズの中で、最軽量のB-00だけ、フリクションコントロールノブがないのです。

ただ、一旦フリクションコントロールを決めてしまえば、後は一般的な自由雲台として気持よく使えます。


[クランプ]

クランプはノブ式。Markinsとは違い、デテントピンがなくRRSやKIRKと互換性のあるタイプ。ノブのピッチは広めで、開け閉めが早く快適です。
また、古いモデルには水準器はないようですが、購入したB-1には付いていました。

[付属品・プレート]★★★★☆
BENROのプレートなんですが、どうも何種類かサイズがあるようで、B-1についてきたプレートは、RRSのレバー式クランプに対応するサイズでした。なお、ノブ式のクランプの自由雲台をお使いの場合は微妙なサイズの違いは気にする必要はありません。
BENROのプレートはこのあたりのサイズの統一ができてないので、おそらくしばらくはBENROからは、寸法にシビアなレバー式クランプの雲台は出ないのではないかと思っています。
[2011.10更新]
BENROからレバークランプ出てますね。

なお、プレートは付属のレンチでなくても、十円玉などでカメラに取り付けられるようになっていました。個人的には、プレートをカメラに付けっぱなしなので、割とどうでもよいと思うのですが、この点を不満にあげてらっしゃる方をよくBlogで見かけましたので念のため。

また縦位置でのカメラの固定は、ゴムの摩擦によるものです。
個人的には、たわみが出やすいのであまり好ましいと思っていない方式ですが、汎用的なプレートとしては致し方ないところなのでしょう。多くのアルカスタイルの雲台にはプレートが付いてきませんから、プレートが付いてくるだけでも、よしとしましょう。
(Markins, RRS, Arca-swissなどの高級自由雲台ではプレートは付いてこない)

なお、日本での保証は2年、ユーザ登録で5年になります。これは素晴らしい!!

[総評]★★★☆☆
eBay経由など1万円以下で購入できるのであれば、コストパフォーマンス上納得感のいく製品。
アルカスイス型雲台としては十分に及第点、eBayの値段ならオススメ!

もし2万以上出すのであれば、定番Markins Q3やPhotoclamのほうが良いのではないかと思います。
また上位にJ-1というモデルが本国では出てますので、(eBayで買えます)こちらもチェックしてみてください。
posted by 曽我五郎 at 18:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 雲台

で、SIRUIの雲台って結局どうなのよ?SIRUI(シルイ) K-10Xを使ってみて

SIRUIについて、三脚は使ってみてなかなかしっかりしたものだと思ったのですが、
雲台についてはCP+で勝手に興奮したきりになって、実際に使ってみないといけないだろうと思っておりました。

一応はじめに補足しておくと、BENRO, SIRUIといった中国ブランドの三脚は、一昔前の特に安物の撮影用品にありがちな中国製のイメージでうっかり触ると、腰を抜かすくらいにはしっかり作られています。
私見ですが、明らかにターゲットはGITZOです。あまり日本のメーカは眼中に無いのではないかな...


以下感想です、性能検証や限界的な条件での利用はしていません。なお、筆者が一番よく使い、勝手が良いと思っているアルカスイス型自由雲台Markins Q3をリファレンスとしています。

今回試したのはK-10X
SIRUIのなかではGシリーズと二つあるラインナップのうちの、上位にあるアルカスイス型自由雲台です。

K-10X
K-10X
http://www.sirui-japan.com/products/kx/k-10x.htmlより
ボール径33mm
重量0.35kg
公称耐荷重 20kg
K-10X


Markins Q3に比べるとややボール径がやや小さめのモデルです。一つ上のK-20Xが38mmなので、本来そちらがQ3の比較対象としては適切と思いますが、Q3だとやや大きく感じる1型(=脚径24mmクラス)向けに、より小さい雲台が欲しかったので、こちらのモデルを選択しました。
ただ実際にQ3と並べてみると、気持ち小振りな程度で、殆ど差はありません。

[外見・仕上げ]★★★☆☆
アクセントになるメインノブやクランプのノブが青、水準器が黄、デテントピンのロック解除ボタンが赤とこのあたりの配色がどうも安っぽいなと思っておりました。

ボールはMarkins同様グロスな仕上がりです。

[操作性]★★★☆☆
仕上げが近いこともあって、Markinsに近い十分実用的でしっとりとした動きです。ただMarkinsのほうが明らかに初動が滑らかです。

クランプはノブ式で、ピッチはMarkinsと同様開け締めに時間がかかります。
またデテント(滑落防止ピン)はクランプ側に付く仕様で、プレート側にピンが付くRRS社やKIRK社の仕様より、多くのプレートに対応するのではないかと思います。
またMarkinsで気に入らない点のひとつである着脱時に邪魔なデテントピンが、SIRUIの雲台ではボタンに操作により出し入れが可能です。

あと水準器が縦位置用にもついてます。個人的にはあまり雲台の水準器に頼った撮影をしないので、どのくらい有り難いのかはわかりません。

2011.5.31追記
ご質問があったので、検証しました。
Pentax K-xにて、18-55mmのキットレンズと、Tamron 18-250mmの望遠端をライブビューで拡大表示して、締め付けによるズレを見ましたが、気になるズレはありませんでした。かなり優秀です!

[付属品・パッケージ]★★★★☆
しっかりした雲台ケースと汎用プレートがついて実売12,800円というのは実にお得感があります。

プレートは、縦位置時にカメラがスリップしないようゴムの滑り止めとロックピンが付いています。
このあたりは、各社まちまちですが、RRS社やKIRK社、Markins社などは、ゴムによる滑り止めを排除し、カメラ本体のカーブにフィットするデザインにプレート側をすることで縦位置でのズレを回避しています。ゴムなどがないほうが、ゴムのたわみによるズレが発生しないので、精度は高いと思われますが、そうしたプレートを汎用的設計するのには限界があるので、雲台の付属品としてはまあSIRUIのプレートは及第点かと思います。

緊急時や他の目的で一般の三脚にも使えるよう、アルカ型プレートの裏面には三脚のネジ穴があることが多いのですが、このプレートには三脚穴がありません。
ただ、プレートの取り外しは、一般的に必要となるレンチがなくても素手でネジを回せばすむので、とっさの場合は単にプレートを外せばいいのです。

[結論]★★★★☆
ボールの操作感などはMarkinsにはやや及びませんが、それでも実売12,800円(MarkinsQ3のおよそ半額)であることを考えると、同価格帯の製品では圧倒的に実力が高く、抜群のコストパフォーマンスといえます。
決して洗練された見た目ではないですが、おすすめできる製品です。
posted by 曽我五郎 at 09:58| Comment(9) | TrackBack(0) | 雲台

2011年04月06日

しっかり作られているSUNWAYFOTOの高級雲台

以下メモです。(^_^;)

以前ご紹介した中国のブランドSUNWAYFOTO
eメールの応対がなんとなく感じが良かったので気になっていました。
SUNWAYFOTO Ballhead DB-36TRLR
今回購入したのは、DB-36TRLR、ボール径36mmのアルカスイス型自由雲台で、MarkinsのQ3-TRなどに相当するモデルです。
Markins同様に、同サイズの雲台にはレバー式/ノブ式のクランプ、トラべラー三脚対応/非対応モデルなどが4種類がラインアップされています。
今回はレバー式クランプのトラベラー三脚対応モデルを選択しました。
トラベラー三脚対応モデルはメインノブとパンノブの角度が通常モデルは60°程なのに比べ、トラベラー対応モデルは90°になっており、トラベラー型三脚の脚を畳んだ時に干渉しにくくなっています。またトラベラー対応ノブ式モデルの場合、ノブが短くなっているようです。このあたりトラベラー三脚を持っていない場合はほとんど関係ないと思います。

SUNWAYFOTO Ballhead DB-36TRLR
ボール径: 36mm
基底部: 45mm
重量: 380g
高さ: 85mm
耐荷重: 18kg
ネジ径: 3/8" UNC


[特徴]
web製品説明より
・限りなく球形に近い楕円体を採用
現在市場にあるほとんどの自由雲台は、ボールの垂直方向は水平方向より0.07mm程度長くなっています。これは不意にボールが倒れないよう、ボールが横に傾くにつれて抵抗が大きくなるようにしてあるためです。
一方、SUNWAYFOTOは、垂直方向と水平方向の差を0.03mm程にしました。このことで、既存のメリットは活かしつつ、より滑らかな操作感を実現しました。

・高い質感のノブ
ノブのゴムをやめて、CNSのカッティングパターンにしました。このことでより操作性と耐久性を高めました。
・台座を倒す切り込みを2箇所に
ひとつはポートレイト(縦位置)用、もうひとつはチルト用です。
これは幾多もの破壊検査に基づいて設計されており、十分な強度が保証されています。
(筆者駐:多くのアルカスイス型雲台は切り込みが一箇所だけです。梅本製作所やKTSの雲台は任意の方向に切り込みを向けることができます。)

・(レバー式)クイックリリースクランプの採用

・クランプの幅の調整が手で可能
他社のものは、専用の工具やドライバーが必要なものが多く
RRSにいたってはそもそもユーザが調整できません。
・着脱可能な水準器
SUNWAYFOTO Ballhead DB-36TRLR
[仕上げ]★★★★☆
全体的に武骨でありながら決して安っぽくなく、
真面目に作られている印象。

[操作感]★★★☆☆
・ボール
大変精度が高く作られていて、締め込み時のブレも少ないです。
滑らかさは程良く、シルキーなMarkinsにやや及ばない程度です。

・クランプ
レバーはロックをボタンを押しながら(より正確にはスライドさせながら)でないと開くことができず、実際に操作してみるとスライドするのに力が必要で結構面倒。個人的にはこの点で、この雲台の評価は大きく損なわれることになりました。

例えばPhotoclamのものは、ハーフロックまではロックボタンを押さずに開くことができますし、MarkinsやReally Right Stuff(RRS)のクランプにはそうしたロックボタンがありません。
このあたりは安全性とのトレードオフですが、自分にはMarkinsのレバーが一番使いやすいと感じています。

・ノブ
アルカスイス同様のフリクションコントロールノブがロックノブの中に埋め込まれているのですが、この造形には凹凸がはっきりあって、他社のものに比べ操作しやすかったです。

これは選択した時点で分かっていたことですが、
ノブ式クランプのモデルは、滑落防止ピンがクランプ側についているのに、レバー式のこのモデルにはなぜかありません。
そのかわりRRS式のプレート側滑落防止ネジを受けるための溝が掘ってあります。

個人的には、利用中の他のクランプ(Markins, Photoclam)はクランプ側に滑落防止ピンがあり、プレート側には滑落防止ネジを付けていないため、ちょっと残念なところです。

また、調整ネジが露出しており、プレートの幅にあわせて手でクランプの調整ができるが大変便利です。ただ、筆者はネジを回す向きを間違えて、クランプが不意に分解し、部品を飛ばしてしまいました。

[その他]★★★★★
結構高級感のあるパッケージで、所有欲を満たしてくれそうな佇まいです。

[入手]
執筆現在日本の代理店はなく、eBayやAmazon経由でアメリカの代理店から買うか、TaoBaoで購入ということになりそうです。
私はeBay経由送料込み$235.90(購入時のレートで約2万円)で購入しました。輸入価格でこの値段はかなり高価な部類になると思います。

[結論]★★★☆☆
作りは十分にしっかりしており、質感も高い。
クランプを開く操作に指先に力が必要で、大変やりにくい。

価格はfirst choiseのMarkins Q3に比べ30%程度安く、
RRSやKIRK方式のに滑落防止ピンのプレートをレバー式で使いたい場合、
こちらの雲台は選択肢になり得ます。

ただ個人的にはこのモデルについてはノブ式クランプのほうが良いかと思います。
入手しにくいので日本に代理店ができるのが期待されますね。

追記Amazonで買えるようですね。(以下アフィリエイトになっています)
posted by 曽我五郎 at 00:15| Comment(4) | TrackBack(0) | 雲台

2011年02月27日

HUSKY(ハスキー) Quick Set/トヨ商事 3D雲台:「定番の雲台」

ちょっと自分の整理のために、定番雲台の紹介をさせてください...

Quick Set/トヨ商事 HUSKY(ハスキー) 3D雲台 #1504, #1505(公式ホームページは無い)
 HUSKY(ハスキー) 3D雲台
アメリカQuick Set社がもともと製造販売をしていた雲台一体型三脚HUSKYの雲台部分を製品として切り分けた逸品。2008年より輸入元であったトヨ商事がHUSKYブランドを引き継いで製造を行っている、現在は完全な日本製。もともと日本では輸入元のトヨ商事が精度を出すために組み直すなどの品質へのこだわりから数々の伝説が生まれ、日本でだけめっぽう信頼のあるブランドとなっている。
参考:スタジオJin「ちょっと雑学とHUSKYの真実」
参考:伊藤幸司 & 糸の会登山コーチングシステム「
毎日カメラ読本(1999-2000カメラこだわり読本)カタログ探検紀行【2】1999.11.1……雲台(初稿原稿)」

「ハスキーの雲台は締めるとびくとも動かないが、ゆるめると短いストロークでトルクのかかったフリーになる。もう一段ゆるめると完全なフリーになる。しかし日本バージョンではトルクをかけるバネを変え、ドラムのメッキを変えている。」中略「『ちょっと食いつきながら動くようなトルク』に調整されているのだ。」

多くの3way雲台が、パン棒を回すと万力のように外側が変形し可動部を締め上げることで固定する仕組みになっているのに対して、HUSKYの雲台は可動部の外側は変形せず、中から締め上げることで、パン棒を締めた際のズレが極めて少ない仕組みになっている。
SLIKのSH-909, SH-908, SH-807, SH-806も同様の方式と思われ評判がよい(SLIKではこれらの製品の固定方法をコマ締めと呼んでいる)。

また台座が大きいため、径の大きなレンズや短いレンズの場合、台にレンズ鏡筒が当たって乗らないことがある。(その場合に逆向きにつけたりする。)

[モデル]
製品には、三脚との接続が太ネジ(3/8インチ径)の#1504と細ネジ(1/4インチ径)の#1505がある。概ね海外の三脚、日本製でも大型のものは太ネジ、日本製の小型のものは細ネジの事が多い(両対応のものも少なくない)。どちらがよいかわからない場合は太ネジ用を買っておけば別途アダプタで細ネジ穴に変換できるため間違いがない。
また、StudioJINよりKIRK社のアルカスイス型のクランプをつけたオリジナルモデルがでている。このモデルに限り、通常2ヶ月のメーカー保証に販売店保証がついて1年保証になる。

[筆者評]
筆者はHUSKY三脚とStudioJINモデルを風景撮影を中心に利用。
他社の3way雲台をあまり使ったことがないので比較が難しいが、安心して使える一台といえる。ただ徒歩での移動では個人的には重いと感じており、雲台だけであればSLIK社のSH-806ももしかしたらいいのではないかと密かに思っている、ただしSH-806は細ネジ仕様。

またHUSKYはパン棒のプラスチックや、メッキ仕上げがどうも安っぽいと感じている。
 HUSKY(ハスキー) 3D雲台 アルカスイス型クランプモデル
△筆者利用KIRK社アルカスイス型クランプを搭載したStudioJINオリジナルモデル

[購入]
自由雲台の感覚からすると安い!
16,000円ほど。

[広告です]

posted by 曽我五郎 at 19:26| Comment(1) | TrackBack(0) | 雲台