2010年11月04日

Photoclam(フォトクラム) PRO Gold II Easy PQR (プロゴールドII EasyPQR)

以前Markins Q3に対するマイナーな不満をあげましたが
Photoclam Pro Gold II Easy PQRという雲台は
そんな不満を解消するために作られた、そんな印象があります。
IMG_9060.jpg

先日あげたQ3に対する不満
1. 滑落防止ピンが邪魔
→ピンを引っ込めることができます。
Photoclam共通の特徴


2. クランプを開け締めするのにひと手間
→レバーモデルがあります。
注:Markinsにもあります。

3. クランプの交換ができない
→クランプ交換できます
Photoclam共通の特徴


それ以外の特徴は
4. 水準器がカメラを載せた状態で確認できる。
Markinsはカメラを載せた状態で水準器が隠れてしまうのに比べ
クランプ脇に水準器があり
カメラを載せた状態で水平を出すことができます。
(詳細後述)

5. レバーの調整がしやすい?
レバー式の弱点である幅の異なるプレートへの対応が困難なのに対し、
調整ネジを露出させ、付属のピンで調整がしやすいようになっています。
(詳細後述)

6. 水平を出した雲台上で水平パンできる
何気にこれがイチバンの目玉と思っております。
アルカスイス型の自由雲台は通常、三脚上でカメラをくるっと水平パンできるのですが
これには雲台の載る三脚自身の水平がとれていないと
如何にカメラを雲台上で水平にしても、
ひとたび水平パンをしたときに、その水平がずれてしまいます。

今回の水平パンモデルは、水平を出した自由雲台のボールの上で
水平に回転するため、雲台上で水平を出せば、パンをしても水平が狂わないのです。

同じ機能を実現する雲台にアルカスイスArca-swiss P0や、クランプではRRSのPCL-1
BenroのPC-0, PC-1があります。
(詳細後述)

7. Q3より耐荷重が5kg多い35kg
昔スーパーカーブームというのがあって
当時ライバルだったカウンタックの最高時速300km/hに対し、ファラーリBBが302km/hを謳っていたのを思い出しました。
当時の自動車が本当にそんな速度で走れる訳も無くが出るはずもなく、ずいぶん子供じみた戦いだなぁと思ったのをふと思い出しました。

8. 高級いや高価?...
(詳細後述)

存在自体がボールヘッドといえる方がUltimate!と絶賛してます。


じゃあ結局Markins Q3よりこっちの方がいいんだな
という話かというと
詳細は後述しますが
使ってみると必ずしもそうとは言い切れないんですね、これが...
IMG_9122.jpg

というわけで続く

本記事はMarkins雲台のマイナーな欠点を書いていますが、人によって重要かどうかはかわってきますし、Markinsが非常によい雲台であることはすにでいろいろな方が言及されており、ここではことさら言及する必要の無い「前提」としています。またどちらの機種も十分なクオリティを持っており、どちらを選んでも大きな失望はないものと思います、念のため

情報・感想などありましたらコメントくださいませ
posted by 曽我五郎 at 03:42| Comment(0) | 雲台

アルカスタイル雲台クランプ ノブ式 vs レバー式

アルカスタイル雲台クランプに関する一般論です。
ノブ式
ノブを回してクランプを締める方式
・使用感
締め具合をアナログ的に調整できる。
個人的には、Kirk, BENROなどのネジピッチが広く、速く締められるタイプでないと頻繁に脱着する場合やや面倒かと思う。

・相互運用性
各社で異なるプレート幅でも、ある程度対応できる。

レバー式
・使用感
比較的速い動作でカチッとハマる。
結構固い、締めるときずれる(という話を聞きます、RRS。手元にあるMarkinsのクランプは大丈夫ですが)

・相互運用性
各社で微妙に形状の異なるプレートを混在しての利用が困難。
このためプレートを同一メーカーで揃える必要がある。
一Arca-swissの新しいモデル、Markins、Sunway Foto、Photoclamのレバー式クランプには、都度調整するようなものではないものの、ネジで調整が可能。
例えば、RRSは自社製品と、Wimbary製のプレートのみ互換性を謳っているが、Kirkなどはサイズ的にも実際には互換性があるらしい。
参考:スタジオJIN「KIRKとReally Right Stuff やっぱり気になるライバル比較〜その1〜」"プレートに関して両社は完全に互換性あり" http://www.rakuten.ne.jp/gold/studio-jin/sp02.html

IMG_9084.jpg
なお補足ですが、幅だけから互換性があると判断するのは危険です。詳細後述

また不意にクランプが開いてしまうリスクを指摘する方もいらっしゃいます。
(PhotoclamやSunway Fotoのレバー式クランプはこれを防ぐため、スライド可能な半オープンからフルオープンにするのにロック機構がある)

個人的には、アルカスタイルの雲台は、システマチックにいろいろな組み合わせを楽しめるところが大きな利点であり、そこに大きな制約を作ってしまうレバー式クランプはかなり勇気のいる選択だと思います。
ですので、今選ぶとしたらねじピッチの速いKirkがよいのかなと思います。
posted by 曽我五郎 at 02:07| Comment(0) | 雲台

ノブ式クランプの憂鬱

Markins Q3 は大変素晴らしい自由雲台で、
そのスムースな動きと、きっちりしたホールド
トラベラー三脚との相性において、随一と思います。
IMG_9073.jpg
しかしノブ式のQ3には脱着に関し、少しストレスがあります。

1. 滑落防止ピンが邪魔
滑落防止のために、クランプにピンが付いているのですが、横方向からスライドしてセットさせようとすると、プレート面のさまざまな穴に引っかかってどうにも邪魔です。
というかスライドできません。

2. クランプを開け締めするのにひと手間
ということでノブを回して、クランプを全開にして位置決めしたポジションに載せる必要があります。
スライドするには(できるとすると)、1/4回転程度で緩めればすみますが、上からセットするには、2+1/8回転程度が必要です。
これ、軽快にセットしたい、Lプレートなどでささっとフレーム替えたい、などというとき結構面倒です。


参考:Markins Clamp Turns (何回転でプレートが脱着できるかという映像)
http://www.youtube.com/watch?v=7_M3l8IxqJM
参考:個人的理想イメージ(RRSのLプレートの解説映像)
http://www.youtube.com/watch?v=G4iOxH5vyCo

またノブ式の場合、だいたいどのクランプもピッチは同じようですが、KirkとBENROの一部は例外的にピッチが広く開け締めが速いようです。
参考: Studio JIN:「KIRKとReally Right Stuff - やっぱり気になるライバル比較〜その2〜」 ノブ式クランプの動作
http://www.rakuten.ne.jp/gold/studio-jin/sp03.html


3. クランプの交換ができない
「じゃ、クランプをネジピッチの速いKirkに替えよう」と思ったとき、一般的に他社の雲台は、クランプを止めているネジを緩めれば交換が可能なのですが、Q3の場合は、ネジがロックタイトのようなもので接着されており、それができません。

参考:Markins Q3のクランプの外し方、交換の仕方
http://hitoriphoto.sblo.jp/article/41566272.html

なお、Markins代理店で純正のクランプの交換(ノブ式⇔レバー式)とおそらくクランプの取り外しは有料で行ってくれるようです。
Markins Japan Q:クイックシューを交換するにはどうすればよいのでしょうか?

結論
着脱を急ぎたい方はプレートを同一幅メーカーに揃える必要があるが、レバー式が楽

プレートを揃える場合は、RRSやKirkが圧倒的に種類が多いので、将来を考えるとおすすめ。ただし高いです。

本記事はMarkins雲台のマイナーな欠点を書いていますが、人によって重要かどうかはかわってきますし、Markinsが非常によい雲台であることはすにでいろいろな方が言及されており、ここではことさら言及する必要の無い「前提」としています。念のため

2011.2.4追記
etyer4sさんに
ときとして邪魔になるMarkinsの滑落防止ピンの取り外し方をご紹介いただきました。
http://photozou.jp/photo/list/311095/3559401
(当然、滑落防止ピン除去に伴って滑落リスクは高まります。)
etyer4sさん、ありがとうございました
posted by 曽我五郎 at 01:06| Comment(5) | 雲台

2010年11月02日

Markins Q3のクランプの外し方、交換の仕方

「雲台の外し方」の検索でこのページにたどり着いた方へ
本ページは、Markins Q3という自由雲台のクランプの外し方についてのページです。
雲台の外し方は梅本製作所のページ「雲台のはずし方」を参考にされるのが良いかと思います。

Markins Q3のクランプは、他社の一般的な雲台がネジを緩めれば交換が可能なのに対し、
ロックタイトのような接着がなされており、簡単に脱着できないようです。
IMG_9073.jpg
この外し方について海外のいくつかのサイトに事例がありました。

1. バーナーで加熱する。
http://www.earthboundlight.com/phototips/replacing-quick-release-part1.html (写真付き)

2. 外部のクランプで力を加える。
http://photography-on-the.net/forum/showthread.php?t=917189

3. メーカにクランプなしのものを送ってもらう、もしくは、クランプを送って交換してもらう。
という話もありました。本当かな?
http://www.fredmiranda.com/forum/topic/808937

補足:なお、Markins代理店で純正のクランプの交換(ノブ式⇔レバー式)とおそらくクランプの取り外しは有料で行ってくれるようです。
Markins Japan Q:クイックシューを交換するにはどうすればよいのでしょうか?

参考まで
posted by 曽我五郎 at 05:21| Comment(0) | 雲台